端午の節句という季節の祝い事から、
子ども一般という視点へと映ってきたようだが、
これを機会に、
子どもに関する調査が行われるのが通例である。
 
とにかく、子どもが少なくなっている。
現象に歯止めがかからない。
15歳未満は、8人に1人の割合にまで減り、
女子20人に対して男子が21人いる計算になっている。
 
国家的危機だという認識をするのはよいが、
政府は少子化にいちだんと敵意の眼差しを向ける。
しかし一般人は経済の停滞を理由に挙げようとする。
つまり、経済に不安があり結婚資金も貯められず、
結婚へと踏み切れないというのだ。特に男性が。
 
他方、こんな言い方もある。
「1人なら食えないが、
 2人なら食える」
 
結婚資金などとことんなさそうに思えても、
生活を2人で始めれば、
助け合い、補い合って生活が可能になるのだという。
 
さもそれが当然であるかのように、
豪勢な結婚資金を用意して、
リッチな貴族生活を演じようとするならば、
たしかに結婚には踏み切れないかもしれない。
 
しかし、生きていくということはそうとは限らないことを、
この経済の繁栄から立ち止まった社会にあっては、
教えこまれることとなったというわけだ。
 
そして、実のところ、
経済のせいで少子化になっている、というのは
つくられた原因でしかないような気がする。
 
ただ今日くらいは、
今いる子どもたちが喜びの笑顔を見せる日であってほしい。
飲酒運転の故に、ほんとうに
星の名になってしまった兄弟の話などを聞くと、
悲しくて仕方がなくなってくる。
 
大人がそうしている、という自覚が求められる。