先日、カレールウを求めて
あるスーパーに寄った。
レジに並んでいた私は、
サラリーマン風で、
手にはカレーの箱をひとつ持っていた。
「こちらのレジへどうぞ」
近くで品物を揃えていた、
若い男性店員が声をかけてくれた。
お礼を言い、私が動こうとしたとき、
レジに入ろうと焦ったその店員さん、
手にもっていた箱が手から離れ、
あたりにお菓子をぶちまけてしまった。
すると、背後から別の男性店員が来て、
最初の人にはお菓子を拾わせ、
自分が私のためにレジ打ちをしてくれた。
たった、カレールウ一箱もった男のために。
このときには、私は、
レジに並んでいても、
別に慌てずのんびり構えていた。
けれども、このように
様々な犠牲を捧げても、
レジに並ぶ客の気持ちを和らげようと努めたことを、
ありがたく、またうれしく思った。
いくら並んでいようが
お待たせしましたの一言も言えず、
店員のミスで長く待たせることになった客に、
マニュアル通り「少々お待ちください」としか
声をかけられないフロア店員しかいない、
先週のヤマダ電機とは、天と地ほどの違いがあると感じた。