反対意見をもつ人をどう扱うか。
リーダーの質が問われる関門である。
 
根こそぎ、反対者を取り払い、
一掃して自分に賛成の者だけで
役職を固めるという考え方もある。
 
スポーツのチームでは、
可能な限りそのようでありたいと思うかもしれない。
チームワークを築くには、
闘うチームの中で不和があってはいけないとするのだ。
 
これに倣うと、
政治的な部門でも、
反対者をチーム内に入れておくと
結束は乱れるだろうし、
一丸となって行動ができない。
 
ただ、それは執行部の場合だ。
議会は違う。
議会に参加する者たちを
ひとつの意見に染め上げておくというのは、
歴史の中でもありえたものだが、
それがどういう社会を迎えたかは、
同じ歴史から学ぶことができるはずである。
 
そもそも、反対者がいるからこそ、
自分の考えの欠陥も浮き彫りになる。
身の回りの誰もが太鼓持ちであるならば、
誤りもそのまま実行されてしまうだろう。
 
その上で、多数意見を通すときに、
反対者を尊重し、十分な説得をなし得、
反対者をも協力者に変えていくことができたら、
そのリーダーの手腕たるや、一流である。
 
反対意見があるからこそ、
よりよい方向へ進むことができる。
そのくらいの度量がなければ、
リーダーたる者は存在価値がない。
ちょっとした人気に図に乗り、
自分は何をしても許されると勘違いをした権力者は恐ろしい。
 
これまでの言動などからも、
そのような性質は十分見えていたお坊ちゃんにより、
大阪が狂った歩みを始めなければよいがと希う。