ある美容関係の方から、
試供品のひげそりを戴いていた。
自分で買う安物と違い、
実に気持ちよく剃れるものだ。
 
ただ、替え刃はさすがについていない。
気に入れば替え刃を買うとよいのだ。
 
だが、商法として、
たとえばプリンタ本体は格安で販売し、
専用インクを高額にするという方法がある。
 
ひげそりも同じだった。
本体を安くして、替え刃で利益を出すつもりなのだ。
替え刃がえらく高価である。
 
スーパーやディスカウント店、
格安薬局などに立ち寄るたびに、
替え刃の価格を調べてみるのだが、
どこもそう変わりがない。
 
やはり相場はそんなものかな、と諦めていたら、
ある食料品店の片隅にそれがあって、
他店の安いところと比較して約15%安かった。
 
しかも、カード支払いでさらに5%引きという日があって、
その日には約20%安く買えることが分かった。
 
殆ど何か相場というものを知らずに
値を付けているとしか思えなかった。
そこで利益を求めていない、というか
それは亜流のものとして置いているだけだから、
価格について無頓着だったのだろうか。
 
価格は面白い。
底値を探す余裕があるのであれば、
つまり今すぐにでなくいずれ必要だという程度であれば、
寄った店でいろいろ見てみるとよい。
尤も、その労力を煩わしいと思うのであれば、
気持ちよくいつもの価格で買うほうがいい。
 
値段が安ければすべてそれで儲かったことにはならない。
精神的な部分を含めて、
気持ちよく買えること、
買ってよかったと思えること、
そこまでが価格のうちに入っていると
多くの消費者は考えている。
 
だから、ちょっとした笑顔や気遣いが、
店頭でも大切だと言えるのだ。
 
同じ日、
全国一の電機店で安くない買い物をしたが、
説明をするお兄さんは気持ちよかったのに対して、
レジの女性は人を見下したようでいけすかないと感じた。
説明の意味が分からないので同じ質問を繰り返す客に対して、
全く同じ説明しか繰り返さないというのは、よろしくない。