東電の株主総会。
株のことも経済のことも、
私はよく分からない。
株主というのは、社会的なマネージャーでもあるだろうが、
多くはむしろ、
株の価値の上下に専ら関心があるような人々でもある以上、
会社の利益的な問題に目が向くのは当然だろう。
会社経営を託したメンバーがあれでは怒るのも尤もだろう。
東電の経営者たちはどうかというと、
基本的には、
「原発事故は自分たちの責任ではない。
自然現象だ。
自分たちはむしろ被害者だ」
という根底をもっているのだろう。
でなければ、
伝わってくる現象に辻褄を合わせることはできない。
利益を得たいからこそ、
経済的上昇を第一とすべき、との見方。
利益を結局得たいからこそ、
一時的な利益を後へ回してでも
社会的な信頼や安全を第一とすべき、との見方。
産業停滞故の損失をとにかく恐れるとあれば、
ドイツやイタリアのような選択はできないだろう。
単に
A案がいい、B案でなければならない、と
議論を戦わせるのならば、
時に遺恨だけが散らばってしまう。
どんな原理を優先する選択をするのか、
だから……という順序で
選択を考える必要もあるのではないか。
およそ自分が、
どういう原理に則って
物事を考えているか、を自覚することもできるのだから。