国会の質問が聞くに耐えない。
最近のある例である。
野党議員であるが、
自分が選挙で選ばれるのは
地元の票によってである。
それで、地元の味方という立ち回りをすることが
自分の当選につながることは、十分理解できる。
しかし、国全体の危機に対する政府の判断と、
地元の、失礼だが地元だけの小さな産業とを比べて、
この地元への影響をどうしてくれるのだ、と噛みつくのは、
あまりに見苦しい。
そうして、政府はもうだめだ、と叫んでいる。
この人は、国全体への視点を全くもっていない。
それも議員の使命だろう。
だが、とにかく地元だけの利益だけを取り上げて、
それを止めた政府は悪だと怒鳴りちらすだけの質問は、
見苦しいというより、もう絶望的である。
さらに、同じ党の議員が続いて質問したが、
これがまた口汚く叫ぶばかりで、中身がまるでない。
「国民の安全を守るのが第一でしょう!」と連呼する。
おやおや、直前の同じ党の議員は、
国民の安全よりも、
地元の産業や演劇のほうを重視しろと最初から最後まで叫んでいましたが。
国家の危機にあって、あまりにもお粗末であり、情けない。
なんとか揚げ足をとり、
政権を奪還したいという願望がそうさせているとしか思えない。
この嵐の船を操縦するのを助けようというのでなく、
横から操縦の邪魔をして自分が舵を取りたいというふうに、
ひたすら同じ単語を連呼する、その語彙の少なさ。
ミスを全部許すべきだなどとは申し上げないが、
今は小さなミスを、鬼の首を取ったように喜びなじる時期ではない。
野党慣れしていないのは分かるが、
いまだ王者気分で高所から見下ろすのはやめてほしい。
他人のせいにすべてをする前に、
まず自分が、国会を
国会と呼ぶに相応しい場所にしてほしいと願う。
あまりにもレベルが低い。
もうひとつ言えば、
この野党の党首は、
どうして自分こそこの混乱期に
リーダーになって日本を引っ張ります、と
言わないのだろうか。
その部下たち共々
「やめろ、やめろ」と吠えに吠えてばかりいるものの、
自分がやる、とは決して言わないのだから、
何がしたいのかさっぱり分からない。
いったい「誰が」するのですか。
ただし、やりたがったとしても、
都知事や府知事は遠慮しますが。