総理大臣が、そして通産大臣が、
報酬の全額返上を申し出た。
新聞サイトでは、殆ど度外視するようなところもあった。
新聞社の方針として、
全国民が総理大臣を辞めさせようとしている、
ということにしたい新聞である。
 
ドラッカーの本の中に見たが、
国家が危急のときにはリーダーを信頼し、
あるいは協力することが必需だという。
当たり前の話だ。
からかってなどいると遭難しそうな船がどうなるか、
明らかだからだ。
 
政府のやり方が百点だとは思わない。
また、百点などは不可能だ。
だが、及第点は出しても差し支えないのではないか。
足りない分は、他の国民で補っていこうではないか。
 
ミスの揚げ足をとって
政府を非難することで、
自分が正義であるかのように見せかけたい
報道機関もあるし、政党もある。
報道名の下に、
総理を引きずり下ろすキャンペーンまで繰り広げている。
元来報道というよりは、
意見主張をする組織であるからそうなのだろうが、
いかにも中立を装っているように見えるところが問題であろう。
 
だが、その彼らこそが形成してきた
企業体質と原発政策が
今の事態を招いた点に
どれほどの責任を感じているのか、全く見えない。
また、それでは政府に変わって
その新聞や政党が今国をリードしてみよ、と言いたい。
自分ならこうする、という頼もしい名案を示してもらいたい。
 
ただし、この危急時には
むやみに舵取りをかえることは適切でない。
まずはこの荒波の中、船長に舵取りを任せること、
あるいはそれを助けることで
今の大荒れの海を越えていかなければならない。