恵方巻なるものも、
商売として成功した部類に間違いなく入るわけで、
関西にいた私は、
今ほど広まる前から、
そのことを知っていた。
残念ながら、かぶりついたことはないが。
 
チョコレートも、
小学生のころにはもう
けっこう広まっていたので、
学校に持ってきてはいけない、と言われていたが、
そういうきまりは、なかなか守られるものではなかった。
私の生まれる前からチョコレート習慣が日本にはあったらしい。
もっとも、諸説あるようだが。
 
そういうチョコレート気分は、
2月9日深夜の事故の報道で、
吹き飛びそうにもなった。
 
二人の高校一年生が、
酒を飲んだ35歳の男の運転する車に
かなりのスピードではねられた。
即死だった模様であることからしても、
その度合いが如何に酷かったか、想像できる。
 
2006年夏の、幼児3人を犠牲にした飲酒追突事故は、
全国ニュースでもさかんに報道された。
あの福岡である。
まだ懲りない福岡なのである。
昨年も、飲酒運転事故件数が最高の都道府県なのである。
 
必ずしも、酒の一人あたり消費量が一位なのではない。
酒に甘い風土は、確かにある。
だがこれは、人間の罪というものについて、
改めて考えを及ばすほかない事柄であろう。
 
このたびの事故のあった、
粕屋町の酒殿(さかど)という場所は、
イオンモールができてからますます車が多くなった。
事故現場は、田んぼの中にあるようだが、
裏道のように多くの車が出入りする。
私もまた、そうしたところを通ることがある。
 
もちろん、飲酒運転が悪いのは当然である。
だが、飲酒運転を悪いと思いつつやっている人を
単純には責められない。
 
「ちょっとくらい、いいじゃないか」と、
駐車違反となる場所に、車を、あなたも、留めているだろう。
駅前には、タクシーだって、違反場所にいつも留まっている。
交差点付近、坂道は、駐車してはならないところであるが、
よく留まっている。
 
赤信号にかわっても、
つい、走り抜けるではないか。
 
みんな、同じなのだ。
飲酒運転を自分に許しているのと、
みな、全く同じなのだ。
 
とはいえ、
先日イオンモールに行ったところ、
それはもう嵐のようなピンクのチョコレートの売り場。
女性が女性に、というのが
けっこうスマートになってきているとも言われるが、
なんとも大した経済効果である。
 
平和と言えば、平和なのである。