先月、ラジオから、
キンモクセイの香りが漂います、という
おたより(メールなのだが)が続いていた。
ああそうか、と少し反省。
毎年この季節に強く香るキンモクセイ、ギンモクセイ。
今年はその風情さえなくしていたかもしれない。
 
だが待てよ。
ふだん通る道に、キンモクセイの木があるはず。
私の嗅覚がおかしくならないかぎり、
それは自然と感じていて当然であった。
 
はたして、その木にはまだ花がなかった。
確かに香らないはずだ。
 
しばらくして、ある日、
ぷん、と強い香りが鼻をついた。
これぞ秋の香り。
決して、トイレのにおいなどではない。
 
こうして何日か経つと、その香りがぷつりと途絶えた。
こんなに短いものだっただろうか。
Jr.3を幼稚園に連れて行くときにも、
もうしばらく漂っていたような気がする。
 
今年の秋が短かったというのは、
こういうところにも現れるのだろうか。
ただ、一度の寒波を過ぎて、
また少しだけ秋らしい気候になっているようでもある。
 
季節は、人の思いこみの通りには訪れないが、
きっとまた巡ってくるという信頼がある。
クリスチャンたちが信じていることも、
そうした信頼のもとにあると言ってよいかもしれない。