アンケートは難しい。
 
まず答えるのが、難しい。
この尋ね方だと、こちらだろうか。
こちらに答えると、このように判断されそうだな。
これとこれの中間なんだが……。
 
さらに、問題がある。
これには答えようがない。
どちらの意味なんだろう。
これには答える必要がないんじゃないか……。
 
そう。
つまりは、アンケートとして、
論理が破綻しているということがあるのである。
それも、めったに出会わないというのでなく、
私は何かとそのようなアンケートに出会う。
 
健康診断のようなものにはこういうのが多い。
役所的なものにもままある。
とくに多いのが、学校からのアンケート。
 
生徒に尋ねるというので慣れているかと思いきや、
明らかに思いつきでいい加減に項目が並べられている、というのが
見て取れるだけに、時々腹が立つ。
 
アンケートをつくるのは、実は難しい。
答える側の気持ちになり、
様々な答えの可能性を考慮しつつ、
スムーズに展開するアルゴリズムを構成しなければならない。
 
しかも曖昧な項目にならず、
その結果が意図的・誘導的でないようにしようとすると、
相当に練られて作成しなければならず、
誰でも気軽につくることができる、というものではない。
もちろん、プライバシーの管理という点でも
近年配慮すべきことが格段に多くなった。
 
(続く)