伊豆諸島・八丈島沖で消息を絶った第1幸福丸。
生存者が、四日ぷりに確認された。
8人のうちの3人ではあるが、
佐賀の漁の男たちが生還した。
 
馬渡島のカトリック教会では、
祈りがささげられていた。
船長と機関員の出身地の島である。
その船長は残念ながら亡くなったのが発見された。
機関員も今は見つかっていない。
 
だが、助かった人がいた。
 
祈りとは何か。
それは願いではない。
だが、この祈りは尊かった。
それは間違いない。
 
まさに、幸福は実在したのだ。
 
第三者として、私は、
諦めの気持ちが強かった。
それではいけないのだ、といたく示されるのであった。