子どもが夜遅く帰宅する。
今の時代は、塾で夜遅く帰宅するというのが当たり前になってきたから、
珍しいことだとは言えない。
私はその業者当事者だということで、
子どもたちの夜遊びを推進していることになる。
まずいことをしているという、済まないという思いで一杯だ。
 
高校生の息子たちも、高校受験前、
ちらりと塾に行ったことがある。
いずれも本人が行ってみたいということからだった。
勉強の仕方が知りたい、というものでもあったようだ。
昨日の話の続きではないが、
雑誌などで勉強の仕方の情報が入ってこないと、
たしかに分からないという部分があったのだろう。
 
高校生ともなると、夜に出歩くことが
それほど悪いこととは思えなくなる。
もちろん、連日夜に外でぶらぶらしているような若者も見かけるから、
ああはしてほしくないと思うが、
息子たちもそういうふうではないらしい。
 
ギターに夢中の長男は、
幾度かライブに足を運んでいる。
私だって、昔行った。彼と傾向は違うかもしれないが、
夜のホールから帰宅すればやはり10時を回っていたはずだ。
親は心配していたことだろう。
 
当人は何とも思っていない、そういうかつての自分だった。
今にして、親に心配をかけたことがしみじみ分かる。
それに比べると、
我が息子たちは、すみませんという思いがかなりあると思う。
あるいは、私が怖いので、平然とできないのかもしれない。
 
それと違うのが、浮いた話がないということ。
親はそういうのは分からないというのが通例であるのだが、
それにしても、たぶん、ない。
こういうことは母親が敏感であるのだが、
妻もその気配を感じないという。
 
こんなふうに息子たちを見ていると、
如何に私がハチャメチャであったかが分かる。
 
だからと言って、甘い顔をするつもりはない。
干渉はしないが、睨みは利かせていたい。
口出しはしないが、見守っている。
そういう態度をとることくらいは、
この私もできるようになった。
やっと。