数学者の森毅先生が大火傷を負った、と
昨夜知った。
 
もう80を超えている。
マスコミへの露出はいくぶん少なくなったかと思うが、
お元気であったには違いない。
 
調理の最中に、
コンロの火が服に燃え移ったのだという。
 
奥さんは東京で入院中。
京都で独居であったのだそうだ。
 
報道では、命には別状がないということだが、
体表の30%に、第三度の火傷を発症しているらしい。
これはきつい。
 
私は子どものころ、
電気あんかで火傷を負ったことがある。
これはいわゆる低音火傷。
一晩かかって、じんわり焼いたのである。
表面だけ焼いてあちちと反応したのとは違い、
じっくりローストしてしまった。
足首に、第三度の傷が、消えずに今もある。
 
森先生の場合、それどころの傷ではない。
しかも、年齢が年齢である。
手術ということになるようだが、
大変なことだろう。
 
調査によると、
老年代の人々は、家庭内での事故が多く、
たとえば転倒などの怪我が多いが、
殊死亡事故に関していうと、
火傷が最も多いのだそうだ。
 
事例としては、主に熱湯のシャワーによるものと、
この着衣着火。
 
独特の教育論と、飄々とした人柄もあって、ファンも多い。
まだこの世の中には、たくさん言いたいことがあることだろう。
私たちも、それを聞きたいと願う。
 
春は近いが、火にはいよいよ注意したい。
独り暮らしのベテランの方々の上に安全がありますように。
森先生の傷も癒されてゆきますように。