愛知県岡崎市で、いわゆるホームレスの人々が襲われて、
暴力や現金強奪の難を受けるという事件が続いている。
ついに死者まで出たため、殺人事件として捜査が始まっている。

死者が出なければ、本格的な捜査にはならなかったのだろうか。

若い数人の男であるという。
高校生または中学生ではないかという情報が出ており、
数年前から小屋を潰すなどしていた者が含まれているらしい。

寝込みを襲うなど卑劣極まりない犯行であるが、
要するに被害者たちを人間だと認識していないのは明らかである。

小学生たちも、無邪気に「ホームレス」という言葉を
からかいのネタに使う。
子どもとはえてしてそういうものだし、
言葉狩りをするつもりはない。
言葉があることによって、その問題を認識していく過程も、たしかにある。

だが、その言葉がそのまま心に根付いていく子どももある。
言葉は怖い。
同じ言葉が、善意を育むこともあれば、
殺人まで正当化しようとすることがある。

四人組だと報じられているが、
岡崎のこの四人だけを糾弾したところで、事は解決しない。
この世間が、私たちが、そして私が、
この四人をつくりだしたのでもあるのだ。

それにしても、被害者たちを、
この寒さの中、救済できないものか……。