各地の大学で、
大麻を所持して、あるいは栽培して、
逮捕される学生が続出している。
差別するわけではないが、
そうとう有名な大学でどんどん発覚している。

それだけ大麻というものが
辺りで取引されている、というのもあるだろうが、
クスリや麻薬が身を破滅させるという警告を
何とも思わない、あるいは
自分だけは違う、と思う気持ちも見逃せない。

さらに言えば、
「一線を超えることへのためらい」が
若い世代の心の中に
殆ど起こらなくなっているのではないだろうか。

その一線を超えたら、大変なことになる。
戻って来ることができなくなる。

そんなブレーキが、全くかからないのである。

性的なことでも法的なことでも、
ある限界を超えることのために
ずいぶんと葛藤や迷いがある、というのが
通常の精神スタイルだとすると、
そもそも葛藤などというものを
感じることがないのではないか、というほどに、軽い。

もちろん、それは若者だけに特有な性格ではない。
小さなきまりを守ることができないのは、
大人も、また年老いた大人も、同じである。
そして、子どもも。

○○はいけない、と説いても、
ものの数秒後、それは破られる。
全く、人の話を聞いていないというのもある。
だがそれ以上に、ある線を超えないように
精一杯踏みとどまる、ということを、
彼らは人生の中で、したことがないのかもしれない。

私の身近なところで起きている、
信じられないような行為のいくつかは、
そんなふうに説明することができそうである。