NHKラジオ「ラジオ名人寄席」の音源が、
TBS番組のものであったが、無断使用されていたことが分かった。
玉置宏氏が所有していたテープから放送されたという。
著作権処理を怠ったか、作為的であったか知らないが、
これはやはりまずいものだった。

玉置宏氏は、番組を降板する。

ときに、ラジオの中で聞くことがあった。
古典芸能が聞かれにくくなった昨今、
古いテープを放送してくれるばかりでなく、
玉置宏氏の解説には、味わいがあった。
往年の名司会者は、健在というところだった。

かと思うと、そのTBSが、今度は会津若松市民を、
あるいは歴史ファンを怒らせた。
「歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!」。内容は、言うに足らない。いわゆる「バラエティ番組」という名があれば何でもしてよいと思い、命を懸けた人々の物語を、下品なお笑いの題材に捏造してしまったのだ。まさに、昨日私が記した、「卑劣行為」に等しいものだ。福島県民ならずとも、憤りを覚える。TBSは、「訂正放送はできない」と回答している。これでは、「あるある……」の教訓は、生きていないに等しい。そのTBSのテレビ番組で、次長課長の河本準一さんが肋骨骨折の重症を負っている。去年のその番組でTBSは、事故を公表せず、警察当局にも通報していなかったことが問題になっていた。その他、TBSには同様の問題が多く起こっている。芸人は、いじめられると名が売れて喜んでいる、と明かす人もいた。怪我くらいしたほうが、笑いがとれてよい、とも言われる。そうだろうか。子どもたちや、まだ判断の怪しい世代の若い人々が多く視聴しているのだ。プロ野球はショーだから、乱闘くらいしたほうがいいとでも言うのか。この春、また、芸能人をバカにする番組が続いている。小学一年生の問題も満足に解けない様があからさまになり、それを小馬鹿にして笑いをとる司会者も、およそ教養があるようには見えない人であったりする。いや、教養がないからこそ、そのような番組の司会ができるのかもしれない。勉強なんかよせ、こんなに非常識な者たちが、テレビに出て、小学三年生の問題を解いたら何十万円も賞金がもらえるのだ。そんなメッセージを、番組は送っている。四歳の三男がテレビを見て、クイズにいくつも答えていた。そういうレベルの問題に、またブザーが鳴っている。子どもが、大人を尊敬するように、なるのだろうか。こういう芸能人を使って視聴率のために番組を企画制作する人々、そうした番組のスポンサーに喜んでなる企業の人々、あなたたちが子どもたちを壊していくのに対して、良心ある学校の先生たちが身を挺して子どもたちを育もうとしても、なかなか防げない現状を、辛く思う。学校の先生たちは、しかし、時に良心を売らなければやっていけないようだ。良心を売るのを拒否すると、どうなるのか。東京都教育委員会は、君が代に起立しなかったゆえに停職6カ月処分をある教師に対して下したという。とんでもない額の税金を灰燼に帰した都知事には何も言えないが、起立しなかっただけの教師には、厳罰を与えるのだ。ユダヤ民族が虐げられた時代は、過去になってはいないと分かる。映画「靖国」の公開は、あらゆる映画館が拒否した。グランドプリンスホテル新高輪が「教育研究全国集会」を拒否したのと、同様である。いっそのこと、国会議事堂などの議場も、混乱を招くという理由で、閉鎖したらいい。なお、悪口ばかりでは面白くないので、バラエティ番組のよいところも。それは、スマップの番組だ。ばかばかしいこともよくやっているのだが、彼らのギャグは、人を傷つけない。そして最後に歌う歌が、子どもたちと一緒に歌える、ちょっといい歌であることが多いのだ。そのことに、ふと、気づかされた。スマップが長い人気を保っているのも、少し分かるような気がした。