来る。颱風4号。
上陸一日前から尋常ならぬ風が吹いていた。
自然の力の前には、なすすべがない。

いわゆる盆。
夏祭りの最盛期である。
博多祇園山笠も、異例の飾り山撤去となった。
はたして追い山自体もどうなるのか、分からない。

今月に入ってからの大雨のために、
九州各地では、地盤が緩くなっている。
そこへまた、この颱風である。
「うんざり」という言葉が新聞に掲げられていた。
だが自然に対して使う言葉であるのかどうか、私には分からない。

人間のやることに対しては、いやというほど溢れている。
「うんざり」

私は悪の帝王だ、と宣言してやってくるのは、
子ども向けの番組だ。
私は世のため人のためにやっている、と考えているから、
その迷惑に人々が「うんざり」しているのが通例である。

実を結ばないイチジクの木に、
もう一年待ちましょう、と許しを乞う話が聖書にはある。
人々は、その「うんざり」にまだ待ちましょうと許しを与えている。
見たところ、待って改善される気配はないので、
ついに神の介入があり、それで誰の目にも明らかになっていくことだろう。

たとえば参議院選がもうすぐ行われるが、
そこには依然として人の世界の出来事しか起こらないのだろうか。

いや、まずは、日本列島をなめていくこの颱風の中、
被害ができるかぎり出ないよう願うばかりである。