内閣が改造された。

今度の大臣は、安倍総理の味方なのか、と尋ねた人がいた。
総理大臣が任命するのだもの、
味方しかいないだろう、と私は笑って返答した。

しかし、奥が深い質問であったのかもしれない。

大臣に推されても、断る人が続出するのではないか、との噂もあった。
いたかもしれない。それは表には出てこない。

安倍首相は、
期待を裏切らないように、と思っている。
「失われた信頼を取り戻す」とも発言している。

一国の政治的最高責任者としては、
いかに信頼を失っていても、そうとしかコメントできないだろう。
まるで国や税金を私物化するような政党や与党の言動が、
もはや期待ではなくて、信頼喪失として受け取られていることを
認めたというだけでも、まだ良心的であったのかもしれない。

組織の代表者が、
自分の思いを実現するために
自由に、援助するリーダーを選ぶというのが、
内閣というものだ。

その「自分の思い」というのが、
同時に国全体、つまりは国民ひとりひとりの利益であるのかどうか、
そこが問われているわけだ。

国民が誰も望んでいない突飛なことを
しかも、極めて個人的関心からのみ実現するために
国民や税金を使うということさえ、
代表者には認められるのだろうか。

こうしたことは、組織と名がつくものには、
つねに潜む問題であるのかもしれない。