滝川市立江部乙(えべおつ)小学校の女の子が自殺した。
実に哀しく、悔しいと思う。

この遺書などをひた隠しにしていたことで学校や教育委員会が非難されてきた
(たぶん、当事者たちは「隠した」という意識は微塵もない。それが悲しい)が、
今日になって、彼らに「隠すな」と指導をしてきたはずの北海道教育委員会自身が、
遺書の報告を受けていたにもかかわらず放置し、
あまつさえ、遺書の写しを紛失していたと発表された。

陳謝の言葉がまたふるっている。
「対応に不適切な点があった」

私は何も驚かない。
こんなふうであることは、個人的には予想していた。
そんなものなのである。
教育委員会とか学校長とか教頭とかに、期待してはならない。
公務員は、事件が起こってはいけない、という前提で仕事をしている。
事件は、ないものとされる可能性が大なのである。

この地域に、引っ越してきたある方の話である。
外国での居住経験もあることから、子どもの教育に不安があったという。
教育委員会に質問をしたそうだ。
「ここでは、いじめ問題はありますか?」
教育委員は、胸を張って答えたという。
「ありません」

これを聞いて、その方は、ここの教育委員会は
何もしてくれない、と諦めたということだ。

全く、その通りである。

すべての教師がだめだなどと言うつもりは毛頭ない。
一部の教師に、誠実な方がいる。ほんとうに、頭が下がる。
ただし、その誠実さを活かそうとすることを、
教育委員会とか学校長とか教頭とかが止める構造になっているのである。

それにしても、女の子の家族の悲しみと怒りは、
どれほどのものか、想像だにできない。
私のような者にさえ、こみあげてくるものがあるのだから。