文部科学省が、新しい学習指導要領の改定案を公表した。
各新聞社は、社説でも取り上げた。
教育は、国の将来を方向付ける大事業である。
ある意味で、教育こそ自社の意見の通りに進めたいと感じるものだろう。

その全貌や背景、狙いなどを
私がすべて把握できるようなことはないだろう。
印象的なことしか語れない。

専ら道徳の復権に躍り上がった新聞もある。
あるいは、政治家の中にも、
学力の問題ばかり注視させておいて、
その背後でこっそり道徳教科を見込む狙いもあったかもしれない。

「画餅」という言葉を複数の新聞が用いていたのが興味深かった。
絵に描いた餅であってはならない、と
とくに教員配備などの実務に懸念を表明したのだ。

そういえば、
自校のテストの成績を上げたいがために
ルール違反をやらかした校長が問題になったが、
多かれ少なかれどこも似たようなものだろうと予想する。
それほどに、数字というのは魅力でもあり、魔力をももつ。
この度も、多くの数字が、
おのが主張を肯定するがために用いられたことであろう。

これほどに指導要領が現場を縛ることはない、という意見もある。
せっかく才覚があり、情熱のある教師が生まれても、
実に多くの、潰されているケースがある。
校長の考えに洗脳されるわけだが、
出来の悪い校長に洗脳される優秀な教師はたまらない。

教師たちこそ、失敗を恐れず、
さまざまな挑戦をしていくようであったらいいのに。
学問は自由なものなのだから、
いつも子どもたちに語っているように。