裁判員制度が始まる。
刑事事件のうち、重大事件を扱うのだという。

労働系の事件は扱わないという。
いろいろな事情や考えがあってのことだろう。

だが、素人の目からひとつ、観想を述べる。
裁判員という国民の立場からの司法参加がなされるというのであれば、
国会議員や警官などの公務員の犯罪に対して
向けられるとよいのではないだろうか。

法律が難しいという声もあるだろう。
だが、それなら刑事事件だって簡単なわけではない。
簡単なのなら、司法試験が難しいはずがない。

賄賂を贈った贈られたとか、
税金を国民の不利益になるように使ったとか、
まして社会保険庁のやったことのような場合とか、
国民が裁きたい問題はいくらでもある。

市役所の職員が職務怠慢であるとか、
国会議員が国会で眠っているとか、
国民が裁きたい問題はいくらでもある。

市民が助けを求めているのに
助けてくれなかった警察の対応なども、
裁くことができるのであれば、
辞退を考える人はきっと激減することだろう。

まるで、市民の間で憎ませ合うことによって
政権の安泰を図った隣組のような発想ではなくて、
政治への監視を強くするのであれば、
よりよい社会の実現のために、
「市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映する」
目的も達成されるのではないだろうか。