4月8日は、花祭り。
釈迦の誕生を祝う祭りである。
灌仏会(かんぶつえ)というのが本当の名称らしい。

そんなこと、
若い人はとんと知らなくなった。
甘茶をかけるなどの風習も、
はたしてどのくらい認知度があるのか分からない。

いらぬ心配だろうか。

おそらく、
それが商業主義とは結びつかないせいではないかと思われる。
花祭りは、花見とも違うし、
ビジネスの入る余地がないように見られているのかもしれない。マンガのサザエさんなどを見ると、季節の風習などが十分取り入れられている。その中に花祭りがあったかどうか、私は寡聞にして知らないが、あってもよさそうな気がする。失敗してダメにしてしまうことを「おシャカになる」と言うが、江戸の鍛冶職人が、「火がつよかった」と失敗したことを言うのが、江戸っ子で「ひ」が「し」と発音されるために、「しがつよかった」→「しがつようか」→「4月8日」と連想が進んだゆえにそういう隠語ができた、というふうに言われている。博多方面ならば、サ行の「s」が、「sh(sy)」となる。「先生」は「しぇんしぇい」であり、「すいません」は「すんまっしぇん」が常態である。だから、あの古い名作で「ぼくは、しにまっしぇ~ん」というふうに言われるようになったのも武田鉄矢氏が福岡であることを思うと、そういうもんだということになる。韓国では、この日は依然として大切な日として扱われているとのこと。日本ではどうだろうか。あるいは、心底釈迦のことを慕う人のために静寂な時が用意されているということで、変に騒がれないことをよしとしているのかもしれない。本来、旧暦であるから、この場合の「花」は桜ではないことだろうが、今は桜が美しい。