熊本県にお住まいの、タレントの松野明美さんが、
そのお子さんがダウン症であることを
この秋、テレビ番組で打ち明けた。

その方面のテレビ番組に疎いせいか、
最近そのことを別ルートで知った程度であるのだが、
その可愛いお子さんと一緒の写真を見て驚いた。

きれいな顔立ちをした方である。
マラソンでオリンピック出場が
いわば理不尽に閉ざされた経歴を思い出す。
その後タレントとして活躍を始め、
人並み外れたおしゃべりが注目された。
いわゆるバラエティ番組で明るいキャラクターとして人気が出た。

だからこそまた、ダウン症の子がいるということは、
悩みとなった。
そのことを隠そうとする自分をまた悩む、
そんな循環もあったことだろうかと思う。

それが自分だったら、と、
とりあえず仮定してみるものの、
なかなかそんな仮定が真実性をもつようなことはないものだ。
やっぱり、その立場になった人でないと、
分からないものは、分からない。

しかし、公開してしまうことで、
ある種の平安はあったのではないかと思う。
いくらかでもほっとすることができたなら、
楽になっただろう。
そして、それまでタレントとしての彼女を外から眺めていた、
同じダウン症あるいは自閉症の子をもつ親たちが大勢、
彼女のファンになり始めた。

成長も遅く、
今後も学習や生活に不安が絶えないものだろう。
だが、何ら力になりえないながらも、
私も応援したくなった。

逆にまた、タレントとしての明美さんは、
このように注目され、共感を受けるなど、
(失礼な言い方かもしれないが)
いくぶん恵まれた環境にある、と言えるかもしれない。
誰からも見向きもされず話を聞いてももらえない、
そんな立場の人は世の中にいくらでもいる。
イエス・キリストは、そういうどの人にも、
友となってくださる方である。

今日は、そのお子さんの誕生日。
五歳になるという。
我が家にも、やんちゃな五歳がいる。
こうしたお友だちのことを理解する子であってほしい。