高校の履修要項無視問題。
受験に有利な科目を増やし、受験に必要ない科目は授業をしない。

どこかの校長が、平然と開き直って、「制度が悪い」「当然じゃないか」と訴えていた。
それも一つの意見だが、教育者の言葉ではないと思った。
その批判が、何を教育するのだろうか。

ゆとり教育のひずみであることを、すべて否定するつもりはない。
だが、この校長がしていたことは、公文書偽造である。

「ルールなんて、ばれなければ破っていいんだよ」「目先の利益(受験)に関係ない苦労は無駄なこと」。そんな精神を注入された若者を、次々に社会に送り込む教育、その罪の大きさを考える。
(西日本新聞・デスク日記11月3日)