「おとうさん、ここをきって」
「おとうさん、だっこ」

お父さんに言えば、
なんでも叶うものと信じているかのような、四歳児。

よく、このような関係を
聖書と比較するのだが、
あながち遠く外れてもいないだろうと思う。

「アバ、父よ」とは、
まさに「おとーさん」いえ、「とーちゃん」の世界。
改まった呼び方などではないのである。

イエスは、父なる神への呼びかけとしては、
これをわざわざ選び、説いた。
だのに私たちはしばしば、
「御在天の御父」などと呼ぶ。
その呼び方からして、
すでに福音をはき違えているような気がしてならない。