ZARDの坂井泉水さんの訃報に驚いた。
重い病気だったとのことで、
現場の慶応大学病院の入口付近には報道陣が駆けつけていた。

そこへ、またたいへんな人が担ぎ込まれたのだ。
松岡利勝農林水産大臣である。
現職閣僚の自殺は戦後初めてであるという。

その政治的なことについては、
ここでとやかく言うべきことではないが、
庇ってきた首相の行為が裏目に出たという見方はたぶん正しいだろう。

自殺などせずに図太く立ち回る他の議員や大臣よりは、
どこか根が正直であったのかもしれない。

福岡の先輩ともいえる中野正剛が、
逮捕後割腹自殺をしたということも、報道の中にあった。
ヒトラーと決別して、机上に楠木正成の像を置いて
自ら最期を迎えたともいう。

激しい性格だとも伝えられているが、
一途なところがあったのだろう。
立場を転々と換えているようなわけだが、
その都度自分に正直に、曲がりなき方角を目指していたのかもしれない。

私はそれほどに自分の思いに一途ではないが、
たしかに、変な妥協を拒むところがある。
そのために人を傷つけることもしたが、
はたして傷つけないようなことが最もよいのかどうか、も分からない。
安倍首相の今後に、注目が集まることもある。

だとすれば、
故人はやはり政治の歯車の中で利用されたようなものなのだろうか。