畦の草花が刈られた。
幼稚園へ行く道でタンポポの綿毛を採るのが楽しみだったが、
急にできなくなった。
田植えの時期になったのだ。

それらを、雑草、だなんて呼ぶのはなんだか気の毒だ。
タンポポであれイヌタデであれ、
名前で呼べるものもたくさんあるわけで、
「その他」みたいな「雑」で呼ぶのはよろしくない。

刈られて少し寂しい思いでいたら、
またそこを歩いて、驚いた。
今や田植えも終わり、
草花が、またよみがえっているではないか。

また元のように、
草が茂っている。

この繁殖力、生命力。
たくましさ、あるいは、必死さ。

しょげている場合ではない、と
励まされたような気がした。