テレビで昨夜、清原和博選手の特番をやっていた。
引退セレモニーはまた不思議な雰囲気の漂うものだったが、
ただ言えることは、
この選手は幸せ者だということが伝わったことだった。
浪花節的なところも、また日本人好みなのかもしれない。

いや、選手としての魅力もなかなかのものである。
大した人だ。

特番では、
奥さんの苦労話や生活での背景などが、
奥さんご本人のインタビューとして度々放送されていた。
美しい元モデルさんである。
絵になる。

どうも、選手本人よりも、
夫人が語っている時間のほうか長かったらしい。

ところが、番組の最後の数分間は、
選手の母親のエピソードとなった。
母親からの手紙を朗読する徳光アナは途中で泣いていた。
泣くのはプロとしてタブーなのだが、
たぶん泣かせるために起用したのだろうとも思う。

こうして番組が終わった。
私の妻は鼻を赤くしながら言った。
「あれだけ長いこと美人の奥さん映しとったけど、
 最後の何分かだけに出たお母さんの、勝ちやね」

自分も嫁だけど、母親にはかなわない、と言う意味でもあったが、
自分は3人の男の子がいることもまた、
当然脳裏に浮かんでいたのであった。