5月8日の世界赤十字デーは、
 アンリ・デュナンの誕生日(1828)、
5月12日の看護の日は、
 フローレンス・ナイチンゲールの誕生日(1820)。
あまりにも近い。

それぞれ、偉大な事業を始めたということによる。
が、二人の間には意見の相違があったともいう。

どちらにしても、戦争を契機として、
人を助けるということが始まったことは注目に値する。
かつて戦争で死ぬというのは、
いわゆる戦死というよりも、
戦病死が多かったのである。

ナイチンゲールは、
実質的な看護活動の期間は長くない。
戦病死を減らすにはどうすればよいか。
それを実現するために、尽力した。
恵まれた地位や財産のゆえに、
執筆や看護学校の設立などで影響を与えることができた。

二人とも、神への信仰が
それらの原動力になっている。

あまりにも理想化することはできないだろうが、
この二人の事業のその後を思うと、
なんと大きなことであったのだろうかと驚く。

二人は、同じ年に没した。
1910年のことであり、再来年で百年になる。
私たちは、戦病死どころか、戦争そのものを
そのときまでに、なくすことが、できているだろうか。