デジタルカメラを買った。
これまでのは、毎日必ず撮影していた。
そう長い年数を使ってきたわけではないのだが、
酷使の部類に入るだろう。
動作がおかしくなってきた。
充電池が古くなってきたせいもあるかもしれないが、
それだけでは説明できない現象が不定期に起こるようになってきた。
仕事の空き時間に、昼食を仕入れに行くついで、
電機店に寄った。
若い男性の店員がいたので、ちょっと質問をしてみた。
彼は、的確な返答をきっちりしてくれた。
カメラについては私も多少の知識があるので、続いて質問をしてみた。
心地良いラリーが続いた。
気持ちよくその日の予定を終えて、
カタログだけ持ち帰った私は、
翌日の休日に、再びその店を訪ねた。
同じ売り場なので、同じ店員がいた。
ただし、別に客にかかっていたので、
私――と妻――に寄ってきたのは、若い女性店員だった。
なにも、女性だからという気持ちは、私にはない。
ただ、話しかけ方から、ちょっと妻に話している内容が、
頼りないものであることが、すぐに分かった。
客の関心を得たいために、
自分が知っている限りのことを、
先手を打って話している、というふうだった。
私は、わざと背を向けて無関心を装った。
しばらくして、かの男性店員の手が空いた。
そこを狙い、私は声をかけた。
「昨日も来てましたが」と言うと、彼も覚えていてくれた。
私も、この二つのどちらかにしようと思う、と言うと、
その違いや在庫などを丁寧に教えてくれた。
妻も、その格の違いが分かったようだった。
あの女性店員と違い、こちらの質問に的確に答え、
それ以上のことをごちゃごちゃ言わない。
しかも、デメリットまでも公平に説明してくれる。
客の知りたいことを熟知しているかのようであった。
「もう少し値段が落ちないかな」
私の問いに、かしこまって別の価格係のところに行き相談した彼は、
私の予想を大きく上回って、値を下げてくれたのだった。
良い買い物ができた、と妻もご機嫌だった。
なにせ、次男の受験や車検が控えていて、
物いりな時期であったのだ。
お陰で、掃除機も洗濯機もまた遠のいたのであったが。
これまでのは、毎日必ず撮影していた。
そう長い年数を使ってきたわけではないのだが、
酷使の部類に入るだろう。
動作がおかしくなってきた。
充電池が古くなってきたせいもあるかもしれないが、
それだけでは説明できない現象が不定期に起こるようになってきた。
仕事の空き時間に、昼食を仕入れに行くついで、
電機店に寄った。
若い男性の店員がいたので、ちょっと質問をしてみた。
彼は、的確な返答をきっちりしてくれた。
カメラについては私も多少の知識があるので、続いて質問をしてみた。
心地良いラリーが続いた。
気持ちよくその日の予定を終えて、
カタログだけ持ち帰った私は、
翌日の休日に、再びその店を訪ねた。
同じ売り場なので、同じ店員がいた。
ただし、別に客にかかっていたので、
私――と妻――に寄ってきたのは、若い女性店員だった。
なにも、女性だからという気持ちは、私にはない。
ただ、話しかけ方から、ちょっと妻に話している内容が、
頼りないものであることが、すぐに分かった。
客の関心を得たいために、
自分が知っている限りのことを、
先手を打って話している、というふうだった。
私は、わざと背を向けて無関心を装った。
しばらくして、かの男性店員の手が空いた。
そこを狙い、私は声をかけた。
「昨日も来てましたが」と言うと、彼も覚えていてくれた。
私も、この二つのどちらかにしようと思う、と言うと、
その違いや在庫などを丁寧に教えてくれた。
妻も、その格の違いが分かったようだった。
あの女性店員と違い、こちらの質問に的確に答え、
それ以上のことをごちゃごちゃ言わない。
しかも、デメリットまでも公平に説明してくれる。
客の知りたいことを熟知しているかのようであった。
「もう少し値段が落ちないかな」
私の問いに、かしこまって別の価格係のところに行き相談した彼は、
私の予想を大きく上回って、値を下げてくれたのだった。
良い買い物ができた、と妻もご機嫌だった。
なにせ、次男の受験や車検が控えていて、
物いりな時期であったのだ。
お陰で、掃除機も洗濯機もまた遠のいたのであったが。