北海道の「ミートホープ」という食肉会社による
ニセ牛肉事件は、
当初とぼけていた社長が、
首謀者であったことがだんだん分かってきた。
ばれるとは思っていなかったそうだし、
悪いことだとも考えていなかったのだという。

人を騙していたという感覚も、別段驚きはしない。
会社がたいそう儲けたら、それは社会へ還元するという思想がないところには、
こういうことが当然起こるはずだからである。

騙されていた消費者は、もちろん怒っていい。
が、こうしている今もまた、
騙されている事実がたくさん知られずに隠れているだけのことでもある。

そうして、今また新たな事実が分かってきた。

農林水産省北海道農政事務所は、
1年以上前に、元社員(役員)から、告発を受けていたというのだ。
決死の訴えに、何の反応も示さず、いわば門前払いだったという。

そういうものだろうと思う。
これは、教育界では、教育委員会に相当するとしようか。
学校で起こったえげつないことを教育委員会に訴えても、
これと同様なのが常識である。
そういうものである。

農政事務所は、道の責任にしようと動いているらしい。
そんなものである。
教育委員会もそうだし、文部科学省もだいたいそういう感じである。
国を愛することを生徒に教育するのだそうだ。
国歌を歌わない教師は十年ごとに踏み絵をするそうだ。

もしこうしたお偉方が
神に評価されたら不合格を受けることはおよそ分かっているだろう。
しかし、神になど評価されるものか、と考えている。
「ミートホープ」の社長と、とくに違うところは、ない。