あまりに詳述するのはもう避けたいのだが、
ガソリンスタンドで大変な目に遭った。
セルフである。

レバーをぐっと握っても、ガソリンが出ない。
離しても、出ない。
その中間のある角度でレバーを引くと、初めて出た。
これで給油していると、最後少し溢れてしまったのだ。

おかしい。先が当たっても、止まらないなんて。

これは、何かおかしいと思い、
係員に知らせに行った。
年配の係員だった。
雰囲気が、ある年配のどうしようもなく
話の分からない人に似ていたこともあり、
ちょっと嫌な予感がした。状況をそれなりに説明した。しかし、係員が言うには、握り込んで出ないことはありえず、あるとすれば、先がガソリンについてストッパーがかかったか、ノズルを入れる角度がおかしいか、車の注入口の構造がおかしいかでしかない、と言う。私は最初から、ここで何度も利用していると言っていたが、全く聞いてもらえなかった。ようやく、深く握り込まないと、いわゆるストッパーはかからないということが分かった。では、そういう大切な情報はどこかに書いてあるか。係員は、ここに注意書きが……と指し示したが、どこにもそんなことは書いていなかった。そんなことは常識だろう、と言える内容だろうか。最後には、一転して係員は呟くように誤り、それ以上のことはもはや言わなくなった。言いたいことだけを言わせようという感じだった。繰り返すが、深く握って出なかったのである。しかし、係員は、そのようなことはありえない、と最後まで言った。私の握り方や差し込み方にケチをつけたのだ。だが、私はこのイオンモールのスタンドで、何度も入れている。スタンドにはいろいろな客も来る。私も、変な客だと思われたのだろう。だが、深く握って出ないからには、私のようなことをする客は、きっといる。そうした場合は係員に知らせてください、と係員は、私の非常識を咎めるようにも言った。だが、そうした注意書きはどこにあるかと尋ねると、実はどこにも書いていなかった。客に知らせていない情報が多すぎないか。私は、他の客が同様にガソリンを溢れさせ、大事故につながるようなことのないように、わざわざ知らせた。しかし、信用してもらえなかった。機械の何か不具合かもしれない、という言葉はついに聞かれなかった。ものの言い方もある。私が、握り込んでも出なかった、と訴えたとき、「もしかして、ノズルの先がガソリンに付いていたような可能性はありませんか」のように、可能性のある事項をチェックするような尋ね方をすればよかったのに、係員は、私がきっとこうしたのだ、と断定して言った。私は、最初からこのようにして、と説明しているのに、それを全く聞いていないか、信用していないかのどちらかであった。調べてみましょう、と係員は言ったが、調べたら機械の不具合などではなく、私の握り方が悪かったことが分かる、というふうな態度が見えた。たぶん、その後も調べたりしていないのではないかと思う。プロとは、こういうものなのだろうか。夜、私は用があって、JRの時刻について、駅に相談の電話を入れた。長男が、早朝に電車を乗り継いで行くのだが、接続がよくないために、ひどく早く家を出ると言い始めたのだ。私の目から見て、たしかに時刻表の上では乗り継ぎができないかのように見えるのだが、実は待合いをする関係で乗り継げることは明らかだった。つまり、時刻表は、発車時刻しか書いていないために、到着がそれより早くでも、その駅だけ見ると分からないのだ。子どもの乗る電車のことである。分かっていても、親としては、確認をしておきたいと思うものである。駅員は、乗り継げない、と断言した。しかし、私の目から見て、電車はもっと早く到着しているはずだった。詳しくは述べないが、駅員は矛盾したことを言った。それで、私が、丁寧に時刻表のからくりを説明して、早く到着しているはずだが、と念を押して調べてもらった。駅員は、別の資料を持ち出した。すると、「乗れます、乗れます」と急に強く言い始めた。素人の利用者の私が分かる程度のことなのに、駅員は、わざわざ乗れないと何度も言いはった末、なんなら調べてみましょう、と言い、改めてあたりまえのことが分かり、恐縮していた。プロなんだから、しっかりしてくださいよ。