雪の土曜日。
福岡は昼間も吹雪き、平野部でも積雪があった。
私は朝から夜遅くまで仕事であった。
家まで帰ることができるかどうか、危ういほどの雪だった。
事実、JRのダイヤは乱れ通しだった。

翌日曜日、私は礼拝の司会を仰せつかっていた。
教会までは、車でいくらかの距離がある。
だが、電車さえ動いていれば間違いなく行ける。

私の留守の昼間に、
家に電話があったそうだ。
牧師からであった。

雪の状況によっては、
無理をしないでください、ということだった。
司会だから、と
危険を冒して来るようなことのないように、
そんな配慮だった。

その心配りのあたたかさを私は感じた。
行きますとも。
いいえ、行けますとも。
必要であるゆえに、立てて戴いたのですから。