NHK職員が、大麻所持で逮捕されたという。
これを、民放のワイドショーが取り上げていた。

「受信料不払いの人には強制執行をしようとするNHKですが……」の
前置きから始まった。
関係ないだろうと思った。

事件のあらましを伝えた後、
最近のNHK関係の不祥事を列ねたボードを画面に映し出した。
「こんなにあるんですか」

人が数多くいれば、一定の割合で、何かが起こるというのが、公平な見方だろうと思う。
教師でも、警官でも、どうなんだろうという報道は、時折起こる。
この場合、民放関係の不祥事を列ねたボードを、横に並べて欲しかった。
有意味に、HNKが多いのだ、ということを示せばよいのだ。
ただし、そのワイドショーの局だけでも、匹敵するほどの不祥事は起こっている。
これは、言わない。

もちろん、そこに受信料が絡んでいるゆえに、
NHKと民放とを完全に同列に置いてよいのかどうか、議論の余地はある。
しかし、こと不祥事においては、民放だからよい、という理屈もないだろう。

報道は、自身への問いかけをなくしやすい。
自分のことは棚に上げて、他のことはけちょんけちょんに言う。
犯罪被害者に対する迷惑取材は、最近でこそいくらか意識されてはいるものの、
なくなる気配はない。

もちろん、私個人にしてもそれは警戒しなければならない。