ジャスコの家電売り場の大きなテレビ画面で
それを知ったとき、私は愕然とした。

犠牲になった方々、ひどい傷害を負った方々のことを思うと、
いたたまれない。
その無念さを思い、苦しみや怒りなどの混じったお気持ちを想像しようにも、
私たちはあまりに遠い。
筆舌尽くしがたいのは確かであるにしても。

事件の背景についても
いろいろ推測が飛んでいるが、
とりあえず見守らなければならないだろう。
断片的な報道から、
想像の翼をあまり羽ばたかせないほうがよいと思う。

そこで、今後私が知りたいと感じたことを挙げておくに
とどめておこうかと思う。

8年前の初夏から夏、
西鉄バスジャック事件・大分一家6人殺傷事件・山口母親殺害事件と
立て続けに大きな少年犯罪事件が発生している。
これらは15歳から17歳の少年たちの手によるものであった。

いわば、今回の加藤智大容疑者と同世代である。
9年前の光市母子殺害事件も、3歳ほどの差しかない世代による。
何よりも、あの酒鬼薔薇の事件もまた。

犯行当時には言語化できなかった彼らが、
いくらかでも言語化できるようになったという意味で、
この通り魔事件からちらほらこぼれてくる情報に注目できるかと思う。

7年前の同じ6月8日、
大阪教育大学附属池田小学校での陰惨な事件が起こっている。
今回の加藤容疑者が、
これを意識した可能性があるのかどうか、問題にできるかと思う。

加藤智大容疑者の携帯サイトの書き込みが公表されているが、
その中に不自然に幾度も登場する単語がある。
「時間」である。

容疑者は、しきりに時間を気にしている。
朝 6:31 「時間だ 出かけよう」
朝 6:51 「時間とも」(闘いになりそうだ)
朝10:53 「酷い渋滞 時間までに着くかしら」
昼 0:10 「時間です」

池田小事件は、午前10時10分過ぎに発生している。
加藤容疑者は、この時刻をターゲットにしているわけではないが、
何らかの目的時刻が設定されていたようである。
静岡から東京まで、高速道路そのものは、空いていれば
2時間あまりの走行でなんとかなる距離のようである。
渋滞などの計算をした上で、当初9:48で、神奈川で順調だと理解している。
その後、少し焦りを示すのだ。

その後の捜査結果を待とう。
案外、単純な理由からくる「時間」であるのかもしれないが、
気になる。