夏の札幌競馬で行われる牝馬限定重賞。3歳牝馬にとっては秋華賞、古馬にとってもエリザベス女王杯など、秋のG I戦線を見据えた大事な一戦。イメージとしてはコース形態もありますが、開幕2週目の馬場という事もあり、イン前有利な印象で、理想は内目の枠から好位をロス無く立ち回り、直線は早めに仕掛けて抜け出す形。やはり極端に後方待機の馬には厳しい感じで、馬券の中心としては力のある先行タイプを狙いたいですね。
◎3イフェイオン
今年1月のフェアリーステークスは外目の枠ながら道中好位に取り付くと直線は前を交わし追いすがるマスクオールウィンを退けて優勝。桜花賞は折り合いを欠き、スムーズとは言い難い形で11着に敗れたが、前走のNHKマイルカップでは好位直後を追走し、直線は一瞬前が塞がる場面はあったが渋とく脚を使い5着と健闘した。札幌は初めてになるが、それなりに先行力があって器用に立ち回りが出来そうなタイプなのでコース自体は合いそう。この枠順なら前走のように前に馬を置いてロス無く追走出来る。52キロなら古馬相手でも好勝負。
○8ウインピクシス
昨年のクイーンステークスは枠順・ペース共に恵まれた感じはあったが、ロス無く器用な立ち回りを見せ直線も渋とく粘り1馬身差の2着に入った。オープンクラスに上がってからは重賞のみ使われ、中々勝ち星に恵まれないが、前走の福島牝馬ステークスでもハナを切って僅差の3着と、あとひと押しがあればタイトルにも手が届く力はある。昨年2着の走りからコースは合っているし、位置も決してハナには拘らない。昨年より外目の枠だが、スムーズに先行出来れば今年も上位争いの可能性は十分。
▲6コンクシェル
今年は準オープンを勝ち、斤量は恵まれたが中山牝馬ステークスを逃げ切り重賞制覇。前走のヴィクトリアマイルは強い相手に目標になる形で13着と大敗、流れ的にも先行勢には厳しかった印象。取り立て出脚が速い馬では無いが、スムーズに自分の形に持ち込めればそれなりに渋とさはあるのでタイプ的にはコーナー4つのコースの方が合う。ここは同型の存在は気になるも、ハナを切れなくても揉まれない形で前目の位置を取れれば良いだろう。雨が降り力の要る馬場になっても気にならない。
△1ボンドガール、9スタニングローズ、13ドゥアイズ、5モズゴールドバレル、14モリアーナ、2ウンブライル
馬券は3イフェイオン中心の馬単、三連複で買いたいですね。