習志野きらっとスプリントは2020年からSⅠ格付けで行われてきましたが、地方競馬スーパースプリントシリーズの廃止に伴い今年よりSⅡに降格。それにより優勝賞金も1000万円減額されましたが、他地区からはこれまで前哨戦だった園田FCスプリントの上位2頭、高知、佐賀や、他にも名古屋からの遠征馬も出走し、個人的には面白いメンバーが揃った印象。南関勢は強そうですが、ここは遠征馬の食い込みも十分に期待出来そうです。
◎1イモータルスモーク(高知)
JRA在籍時は4勝をあげたオープン馬。川崎を経て今年春に高知へ転入、C3クラスを力の違いで連勝。前走の園田FCスプリントはやや遅れた感じのスタートだったが、3〜4コーナーから上手く馬群を捌き、直線インコースから良い伸びを見せて2着。1400mでは少し掛かってしまうところがあるので、良い走りを見せた前走820m戦や今回の1000mなど距離は短いに越した事は無いだろう。前走同様、今回も馬を前に置いて溜めを効かせる意味では悪くない枠で、もちろん距離的に流れるペースも良い。先行勢がゴール前で甘くなるようなら勝機は十分。
○5リュウノユキナ(大井)
JRA在籍時はダートグレードを3勝、22年JBCスプリント2着がある実績馬。今年9歳になったが、昨年8歳時のサウジアラビア帰国後も東京スプリント勝ち、JBCスプリント3着、12月のカペラステークス4着と力は見せている。転入初戦の前走は負け過ぎた印象はあるがプラス23キロの馬体で仕上がり途上、前半から引っ掛かり気味で外枠な分道中も終始外を回る形で脚を使い大敗。浦和1400mは合っているとは言い難いコースだったが、今回はワンターンコースで距離短縮、前走より舞台は合っているし、叩いた上積みは確実に見込め馬体も絞れているだろう。58キロでもひと脚を活かせる形なら。
▲9オールスマート(佐賀)
大井在籍時も7勝と活躍していたが、今年佐賀へ転入すると更に能力が開花。初戦2着後は抜群のダッシュ力で他馬を寄せ付けず重賞を含む6連勝。前走の園田FCスプリントでも外枠からダッシュを効かせてハナを奪い、直線も危なげなく逃げ切って優勝。今回は南関勢を含め相手は強くなるが、恐らくメンバー的にはここもハナを切れそうな感じ。左回りは未知な面はあるが、その不安を払拭するくらいの勢いがある。単騎逃げの形なら相当渋とく粘りそう。
△7ティアラフォーカス(大井)、11エンテレケイア(浦和)、14プライルード(大井)、2スワーヴシャルル(大井)、6ハセノエクスプレス(船橋)、4カプリフレイバー(船橋)
馬券は1イモータルスモーク中心の三連複で買いたいですね。