7月15日(月) 2024マーキュリーカップ(JpnⅢ) 3歳以上別定 1着賞金3000万円 盛岡ダート2000m 発走18:15





岩手の名馬メイセイオペラを顕彰したメモリアル競走・マーキュリーカップ。地方競馬の歴史的名馬のサブタイトルを冠したレースですが、創設された1997年から昨年までの27回中25回をJRA勢が優勝、地方勢の優勝は第2回のメイセイオペラ(岩手)、第19回のユーロビート(大井)の僅か2回。盛岡ダート2000mは直線の坂を2度越えるタフな舞台設定、コースも広く地力が出やすい印象で、それだけに圧倒的にJRA勢が強さを見せているダートグレード競走のひとつ。今年も基本的にはJRA勢優勢な印象ですが、地方勢も地元岩手勢に加え、北海道、兵庫、船橋からも遠征、それなりのメンバーが揃いました。そろそろ地方勢の優勝にも期待したいところです。




◎1メイショウフンジン(JRA)

これまで重賞勝ちは無いがオープン特別・リステッド競走を計3勝。マーキュリーカップには今回で3年連続の出走、一昨年は7着、昨年は3着と着順を上げた。今年は佐賀記念こそノットゥルノに早めに前へ進出され苦しい形になり3着も、続くブリリアントステークスでは大外からハナを奪う自分の形に持ち込んで優勝。前走の平安ステークスは内枠のミトノオーにハナを取られたが、序盤から気合い付けて終始2番手を守り抜き2着。今回も気になるのは同型の存在だが、隣のヒロシクンが先手を主張してきそうで、そこはスタート次第。ハナがベストだが、前走のように控える競馬も出来るので、あくまで持ち味である持久力が活きる展開になるかがポイント。前半からペースはそこまで速くならなさそうなので、早めに加速を付け、後続を振り切る競馬が出来れば。

○7アラジンバローズ(兵庫)

JRA在籍時はオープンクラスで上位争いしていたが、兵庫転入後は鳥栖大賞、新春賞と重賞2勝。前走地元のオープン特別は斤量58キロに加え、出遅れて位置が悪くなり、休み明けという事もあってか無理をさせなかった感じの結果。今回は休み明けを使われ、馬体も500キロを切って締まってくるだろし、上積みは確実に見込める。前走時からここを目標にして来たようだし、相手は強力でもJRA在籍時の成績から上位に食い込む力は十分ある。前走度外視なら安定して好位に付けられる馬なので、上手くスタートを決めて積極的な競馬で。

▲10パワーブローキング(船橋)

JRA在籍時は4勝をあげ、オープンクラスで活躍転入初戦の前走は好位インコースを追走、3〜4コーナーから直線にかけては自分の形に持ち込んだシャルフジンの勝ちパターンに見えたがこれを何なく交わし2馬身1/2差の完勝、3着以下には9馬身差を付けた。転入前こそ二桁着順が続いていたが、それを払拭するような走りだったし、元々はアンタレスステークスで4着があるように高い能力を持っている。前走の走りから追走力も十分で左回りも問題無い。先団を見る位置で追い比べに持ち込めればチャンスはある。


△6スワーヴアラミス(北海道)、5ロードアヴニール(JRA)、9クラウンプライド(JRA)、11ギガキング(船橋)、3テンカハル(JRA)




馬券は1メイショウフンジン中心の三連複で買いたいですね。