7月10日(水) 2024優駿スプリント(重賞) 3歳別定 1着賞金2200万円 大井1200m 発走20:10





南関東所属3歳限定の短距離重賞・優駿スプリント。新たなダート競馬改革により、明確に兵庫チャンピオンシップが3歳短距離の頂点に位置付けられましたが、この優駿スプリントはSⅡ格付けからも南関東3歳スプリント王者決定戦と言えるレース。一応はネクストスター東日本、若潮スプリントが路線の主要レースになり、その二つの重賞を制したギガースが出走。同馬はJRA勢相手の兵庫チャンピオンシップにも遠征し5着と路線最上位の存在。新たに台頭して来た馬達も含め、ここから古馬短距離戦線に名乗りを挙げる馬が登場するか楽しみです。




◎12カヌレフレイバー(大井)

デビューから4戦無敗で優駿スプリントトライアルを優勝。前走の優駿スプリントはスタートで立ち遅れてしまったが、すぐにリカバリーするべく直線では上手くインコースから抜け出して優勝。発馬しての一貫歩目は速くはないが、その分追われてからひと脚を使える馬で、道中もある程度位置取りに融通が効く。2走前には古馬相手のB3特別を勝ったポッドレオに4馬身差を付ける完勝を収めており、世代上位の1頭である事は証明している。スタート五分で逃げる馬の直後辺りに付ける事が出来れば上位争いになる。

○16ギガース(船橋)

重賞3勝、メンバー中実績最上位の存在。前走の若潮スプリントはスタートこそ甘かったが、すぐに先団を見る位置へ追い上げ、外を回しながら粘るオーソレリカを差し切って優勝。斤量面やスタートからのレース振りを考えると非常に強い内容での完勝。今回も前走に続いての58キロになるが、ここまでの成績からも南関東の3歳短距離路線ではトップクラスで、ダートグレードでも善戦した能力から大崩れは考えにくい。外枠でも前走のようにスムーズに先団を見ながら追走出来るので悪くなさそう。

▲10パペッティア(大井)

2走前の桜花賞は好位外目を追走、直線で勝ち馬プリンセスアリーに内を空ける形になった事が悔やまれるが、ラストまで渋とく伸びて2着。前走はスタート・枠順の事もありハナを切ったが、結果的には後ろの目標になる形で3着。今回は4走前以来の1200mになるが、この距離で1勝をあげているし、近走の走りからもスピードは十分に通用。位置取り的には急かせて先行争いに加わるより、桜花賞を見ても追ってそれなりに味があるので好位からひと脚使う形が良いだろう。牡馬の有力どころとの斤量差が活きれば互角に戦えそう。


△2オーソレリカ(浦和)、15ポッドレオ(大井)、13ザイデルバスト(船橋)、5エドノフェニックス(大井)、3ビッグショータイム(船橋)、8ティントレット(大井)




馬券は12カヌレフレイバー中心の三連複で買いたいですね。