園田820mで行われる兵庫県競馬最短距離重賞で、船橋・習志野きらっとスプリントへ向けた前哨戦。四国・九州地区との交流重賞という事で、高知2頭、佐賀3頭の遠征馬を迎えて行われます。先日の六甲盃では地元馬ラッキードリームが意地を見せてくれましたが、今年の兵庫県での交流重賞は全体的にはハイレベルな高知勢を中心に他地区勢に押され気味。六甲盃に続きここも地元勢の奮起に期待したいところです。
◎5メイプルシスター(兵庫)
昨年の園田FCスプリント優勝馬で連覇が懸かる。昨年は800m、820mで5連勝、園田FCスプリントではスタートから激しくムチを入れられながら先手を取ると、直線は更に後続を引き放し5馬身差の楽勝。習志野きらっとスプリントは7着に敗れたが、スタートから持ち前のスピードは見せた。船橋から兵庫再転入の前走もスピードを見せてハナを取り切り、ラストは加速が付いた勝ち馬に交わされたが2着。今回は再転入2戦目、900m、820mとここを目標にした臨戦過程も良く、後は他地区勢との主導権争いがカギ。枠順的に少し無理をしてでもハナを取れれば。
○1イモータルスモーク(高知)
元JRAオープン馬で川崎を経て高知へ転入。高知に来てからはC3を連勝、クラスは下だが時計は優秀でいずれも楽勝。兵庫へは今年2月の兵庫ウインターカップに遠征し、この時は7着だが序盤に引っ掛かってしまい、勝負どころで逃げた馬が下がって来て仕掛けも待たされた結果。近走を見ても口を割るくらいに前進気勢が強い馬なので、1000m以下のような単調な形でレースが出来る距離は合っているだろう。クラスは下だが格下感は無く、上手く逃げる馬の直後でひと脚溜めれれば上位争い。
▲11オールスマート(佐賀)
大井から佐賀へ転入し6戦5勝2着1回。前走の佐賀スプリングダッシュはロケットスタートを決めて楽に先頭、3〜4コーナーでは持ったままで既に勝負ありの形、流しながら6馬身差の楽勝。近走を見ても抜群にスタートが速い馬で、佐賀900mでは2戦2勝、高知・兵庫勢とのスピード比較は難しいが、同じ佐賀所属馬の中では一番テンは速いだろう。外枠になって内の先行勢がどれだけ主張してくるかは気になるが、過去のレースでは控える競馬にも対応出来ている。ハナ、好位に関わらずスピードを活かせる形なら。
△3ダノンジャスティス(高知)、2ケンジーフェイス(兵庫)、7ロトヴィグラス(佐賀)、4ルクスランページ(兵庫)
馬券は5メイプルシスター中心の三連複で買いたいですね。