6月2日(日) 2024安田記念(GⅠ) 3歳以上定量 1着賞金1億8000万円 東京芝1600m 発走15:40







春のマイル王決定戦・安田記念。今年は6年振りの外国馬が参戦。ひと昔前の安田記念は毎年のように外国馬が遠征、95年はUAEのハートレイクが優勝。徐々に欧州やUAEからの参戦が少なくなる中、2000年代初めには地理的に近い香港馬が多く来日、00年フェアリーキングプローン、06年ブリッシュラックと2頭が優勝、他にもオリエンタルエクスプレス、サイレントウィットネス、アルマダなど香港のスターホース達が力を見せて来ました。今年参戦する2頭は共に一流クラスですが、特にロマンチックウォリアーは世界的にもビッグネームというべき存在。どんな走りを見せるか大いに楽しみです。




◎15ヴォイッジバブル(香港)

2走前のドバイターフはインコース追走から直線は満足に追えるスペースを確保出来ないまま13着。前走のチャンピオンズマイルはペース面から位置取りがそのまま着順に出たレースだが、ゴールデンシックスティや日本勢には先着する3着。2000mの香港ゴールドカップではロマンチックウォリアーと接戦になり惜しくも2着だが、マイル戦だけでの比較ではロマンチックウォリアーより距離適性は高そう。日本の馬場は走ってみないと分からないが、欧州馬のように極端に遅い持ち時計ではないので多少馬場が渋って1分32秒後半辺りの決着なら勝機は十分にある。この枠順なら好位の外目をスムーズに追走、持ち味である持続する脚を発揮してくれるだろう。

○2ガイアフォース

前走のフェブラリーステークスは展開の後押しはあったが、初のダート戦ながら長く持続する脚で2着と健闘。昨年のマイラーズカップ、安田記念では一線級マイラーに僅差の勝負をしており、力的には今回のメンバーでも上位の能力評価が出来る。昨年の安田記念から高速決着にも強いが、前走ダートの走りから道悪で力の要る芝になっても問題無い。2走前のような極端な瞬発力勝負では反応出来ない時があるが、メンバーを見てもそこまで遅いペースにはならないと思うので、自身の持ち味である持久力を活かせる展開になりそう。相手なりに走れるタイプでもあり、前走ダートで人気が甘くなるようなら更に積極的に狙いたい馬。

▲7ロマンチックウォリアー(香港)

GⅠ7勝を誇る香港中距離界のエース。前走のQE2はいつもより少し後ろの位置になり、4角も大外を回す競馬になったが、直線は前をまとめて差し切り、着差以上に強い内容。マイルは23年スチュワーズカップ以来だが、この時はゴール前で勝ち馬ゴールデンシックスティとの差を縮める伸び脚で2着に走っており、距離は守備範囲。豪州で左回りには対応出来ており、久々のマイルでの追走具合や前走から体が減っているのは気になるが、馬場状態は問わないし、日本の芝に対応出来れば力的にあっさりも。


△13ステラヴェローチェ、10ソウルラッシュ、17セリフォス、4ジオグリフ、5ナミュール




馬券は15ヴォイッジバブルの単複、15中心の三連複、三連単で買いたいですね。