昨年の2500mから今年1400mに距離が変更された地方全国交流重賞・オグリキャップ記念。優勝賞金も昨年より500万円アップし、北海道、兵庫、浦和、大井、高知と各地からいずれも強豪が集まりました。正に地方所属馬による対抗戦的様相で、メンバーを見ているだけでもワクワクします。その高額賞金も去ることながら、位置付け的にも6月19日のJpn Iさきたま杯のステップ競走にもなりそうなレースで、こうなればダートグレードへの昇格なんかも期待したくなります。距離が変更されて生まれ変わった初年、オグリキャップの名に相応しい熱戦になりそうで非常に楽しみです。
◎8ヘルシャフト(高知)
1月の黒潮スプリンターズカップ、3月の御厨人窟賞といずれも楽な手応えから4角先頭で5馬身突き放す完勝。前走の黒船賞は馬場は味方したが、3〜4コーナーからハナを行くシャマルにラストまで食らい付いて2着とダートグレードでも力を見せた。今回も強力メンバーだが、JRA勢不在で相手は軽くなるし、前走でも好位〜先行出来たように追走面も楽になる。これまでの成績からコースを問わないし、行きたい馬を先に行かせて位置を決めれば良い。この枠ならスムーズに先行し力を出せるだろう。
兵庫ウインターカップを楽勝して挑んだ黒船賞はマイナス12キロでいつもと違う形での競馬だったが、中団から大外を回しながら伸びて3着に健闘。前走の兵庫大賞典は4角先頭から直線楽々抜け出し5馬身差の圧勝。現在の兵庫短距離ではイグナイターに次ぐNo.2とも言える存在で、陣営もダートグレードのタイトルを意識しているように今が最も充実している時。地方馬同士なら前走のように好位に付けれるだろうし、揉まれず持ち味の先行力発揮なら黒船賞で先着されたヘルシャフトを逆転する可能性も十分。
△1スペシャルエックス(北海道)、5オメガレインボー(浦和)、9セイルオンセイラー(名古屋)、10メルト(名古屋)
馬券は8ヘルシャフト中心の三連単、三連複で買いたいですね。