春の新潟競馬を彩る中距離ハンデ重賞・新潟大賞典。同日にGⅠNHKマイルカップが開催されるとあって裏重賞の印象は強いですが、ここから宝塚記念や札幌記念など今後の中距離重賞を見据えている馬も居るかも知れません。更に左回りの2000mという舞台から秋の天皇賞に繋がって行く可能性もありますし、新たに古馬中距離路線に台頭してくる馬が登場するか注目ですね。新潟競馬は開催2週目、どちらかにせよ高速芝が特長の新潟だけに、各馬のコース適性・持ち時計はしっかり確認しておきたいところです。
◎1ヨーホーレイク
前走の金鯱賞は長期休養明け、大幅に馬体が増えてのレースだったが、流れるペースを好位から粘り3着。上位2頭はGⅠ馬/GⅠ級の強豪で、臨戦過程・展開を考えると強い内容。今回は休み明けを叩いた上積みが見込め、メンバーも前走に比べると軽くなる。初の新潟コースも左回りに強く、前走3着の時計からは十分に対応出来そう。59キロでも力を見せてくれるだろう。
○14マイネルクリソーラ
前走の中山記念は出遅れてしまったが、結果的に流れは向いた形になり5着に追い上げた。オープンクラスに上がってからも善戦を続けているように今が充実期に入った印象で、前走のような競馬が出来るなら広い新潟コースも悪くはないだろう。2000mに距離が戻るのは良いし、位置取りにも融通が効くのは大きな強み。追い切りの動きから休み明けでも状態は良さそうで、スタート五分なら十分上位争いになりそう。
▲8ブレイヴロッカー
今年は別定GⅡで強豪と戦い、3走前の京都記念は3着以下からは0秒2差6着、2走前の金鯱賞は勝ち馬には放されたが速いペースを外を回しながら積極的に動いて行く競馬で7着。前走は勝ち馬とは位置取りの差が出た結果で、自身は最後方から上がり最速をマークし2着と地力強化を印象付ける走りを見せた。脚質面から広く直線の長い新潟は良さそうで、充実した今なら持ち時計ももう少し詰められそう。斤量も手頃で、ロス無く運べれば楽しみ。
△5ダンディズム、15レーベンスティール、7ノッキングポイント、11リフレーミング、4デビットバローズ、13キングズパレス
馬券は1ヨーホーレイク中心の三連複で買いたいですね。