日本時間28日、香港・シャティン競馬場で香港チャンピオンズデーが開催されます。





1日に3つの国際競走が行われる春の香港競馬の祭典。




今年は各3競走計8頭の日本馬が参戦します。



ここでは日本でも馬券発売される3競走の予想を紹介します。


番号は馬番です。



まずは芝1200mのチェアマンズスプリントプライズ。



◎3ビクターザウィナー(香港)

日本へ遠征した前走の高松宮記念は左回りなど課題は多かったがスタートから先手を取り3着に粘った。結果的に4コーナーのコース取りが上位2頭との差が出た印象だった。今回は地元コースで2番枠、カリフォルニアスパングルもダッシュは速いがそれ以上にこの馬のダッシュ力は一級品。今度は前走先着されたマッドクールには負けないと思うし、同じ地元の強豪も抑える可能性は十分。

○5インビンシブルセージ(香港)

昨年のボヒニアスプリントトロフィー、前走のスプリントカップでいずれも2着。安定した先行力がある馬で、近走は勝ち切れない結果が続いているが、前走では王者ラッキースワイネスに食い下がる僅差2着、今回も出走している強敵相手に先着。ラッキースワイネスが怪我で回避、王者不在なら。

▲6ハウディープイズユアラブ(香港)

以前はハッピーバレーを中心に走っていた馬で、今年からシャティンに拠点を移し活躍。前走は同じような脚質のフライングエースにはコース取りの差で先着されたが今回は内枠が当たり、直線上手く捌ければ同馬には先着出来るだろう。強力な先行勢は居るが、流れが噛み合えば一気の末脚発揮で上位争いが期待出来そう。


△1カリフォルニアスパングル(香港)、8フライングエース(香港)、2マッドクール(日本)、4ラッキーウィズユー(香港)



馬券は3ビクターザウィナー中心の馬単、三連複で買いたいですね。




続いて芝1600mのチャンピオンズマイル。



◎1ゴールデンシックスティ(香港)

通算30戦26勝、香港競馬の英雄。昨年のチャンピオンズマイルは好位から直線粘るカリフォルニアスパングル、追いすがるビューティージョイを退けて優勝。今年は脚部不安でスチュワーズカップは使えなかったが、前走香港マイルも他馬を全く問題にしなかったし、どの位置からでも脚が使える馬。今回は順調さを欠く中でのラストランだが、7〜8分くらいの仕上げでも力を見せて来そう。

○2ヴォイッジバブル(香港)

昨年の香港マイルはゴールデンシックスティには放されたが世界の強豪を抑えて2着。2走前の香港ゴールドカップはロマンチックウォリアーとの激しい叩き合いの末惜しくも敗れたが、中距離王者にクビ差2着と堂々の結果。前走のドバイターフは直線で前が詰まり不完全燃焼の形で13着。スタート次第ではハナもありそうだが、現状では好位追走の方が良さそうで、立ち回りの上手さを活かして好勝負。

▲4ビューティージョイ(香港)

昨年のチャンピオンズマイルはゴールデンシックスティには敵わなかったが粘るカリフォルニアスパングルを交わし2着。しばらく勝ち切れない結果が続いていたが、前走のチェアマンズトロフィーでは道中インコース追走から直線外に持ち出されると粘るビューティーエターナルを差し切って優勝。ラストは確実で、先行勢が苦しくなる展開なら。


△3ビューティーエターナル(香港)、8エルトンバローズ(日本)、9ギャラクシーパッチ(香港)、6ブレーヴエンペラー(イギリス)



馬券は1ゴールデンシックスティ中心の三連単で買いたいですね。




ラストは芝2000mのクイーンエリザベス2世カップ。



◎1ロマンチックウォリアー(香港)

QE2世カップ連覇、オーストラリアのコックスプレート優勝など香港中距離界の王者。帰国戦となった2走前の香港カップは早めに抜け出す横綱相撲で優勝、前走香港ゴールドカップも休み明けで余裕がある馬体でもヴォイッジバブルとの叩き合いを制し優勝。今回は更に状態は上がりパフォーマンスも上がってくるだろう。この後に予定している安田記念へ向けてもその走りに注目。

○3ヒシイグアス(日本)

2走前の香港カップは鞍上が上手く捌いて渋とく伸び、ロマンチックウォリアーに迫る僅差3着と力を見せた。シャティン競馬場とは21年香港カップでもラヴズオーリーユーのアタマ差2着など非常に相性が良く、前走の中山記念は馬体からもあくまで目標である今回への叩き台。枠順的にも昨年の香港カップのように内から伸びるイメージで。

▲4プログノーシス(日本)

昨年の香港カップは後方インコースで動けない位置になり、直線も外を回し満足に追えない状態で5着。昨年春のQE2世カップではロマンチックウォリアーには放されたが内を捌いて2着とシャティンの馬場自体には高い適性を見せている。始動戦となった前走の金鯱賞は勝負どころから前を射程に入れた競馬、直線はあっさり抜け出して完勝。札幌記念や前走で見せた機動力をここでも発揮出来れば初のGⅠタイトル奪取も。


△2ドバイオナー(イギリス)、11マッシヴソヴリン(香港)、5ストレートアロン(香港)、7ニンブルニンバス(香港)



馬券は1ロマンチックウォリアー中心の三連単で買いたいですね。





尚、2024香港チャンピオンズデーは以下の通りグリーンチャンネルで無料生中継されます。






それでは皆さん、グッドレースを!!