大井競馬場のTCK女王盃を引き継ぐ形で移設・改名され、第1回を迎える兵庫女王盃。上半期の牝馬ダート重賞の頂点に位置付けられる川崎のエンプレス杯へ向けた前哨戦になりますが、西日本での牝馬ダートグレードの実施は恐らく史上初と思います。初年度からJRA勢は強そうですが、やはり記念すべき第1回だけに地元勢の奮闘を期待したいところです。
◎9サーマルソアリング(JRA)
ダートを使い出して3連勝、前走のオープン特別では勝ち馬に目標にされながらも勝負どころから勝ちに行く競馬で強い2着。安定して好位に付けれるし、先行力も十分なので園田コースは合いそう。目下の充実度に加え、ダートに変わってからまだまだ底を見せておらず、前走にしても牡馬相手に好走。速い時計の決着にも適性が高く、脚抜きの良い馬場になれば尚良いだろう。
○4スマイルミーシャ(兵庫)
いよいよ地元兵庫の女王がダートグレードに挑戦。
昨年は兵庫ダービー、園田金盃、今年初戦のコウノトリ賞と重賞6勝。スタートは速い方で、好位から直線でもうひと脚使える馬で、園田金盃では古馬相手に競り合いを制し、前走は全く危なげなく完勝。一時に比べ折り合いは付くようになり成長も感じられる。一気に相手は強くなるが、地の利に加え、走り慣れた距離なら楽しみはある。
▲8キャリックアリード(大井)
JRAから大井へ転入しての近走はいずれも外を回しながらも強い競馬。園田コースは初めてになるが、これまで様々な競馬場で崩れず上位争いを続けて来た馬で上手く対応してくれそう。徐々に加速を付けて行くタイプの走りから距離延長は良さそうで、鞍上の手腕にも期待。
△2ヴィブラフォン(JRA)、5アーテルアストレア(JRA)、7ライオットガール(JRA)
馬券は9サーマルソアリング中心の馬単、三連複で買いたいですね。
