3月31日(日) 2024大阪杯(GⅠ) 4歳以上定量 1着賞金2億円 阪神芝2000m 発走15:40






GⅡ産経大阪杯から2017年にGⅠに昇格した大阪杯。中距離馬にとっては嬉しいGⅠ昇格ではありますが、近年はサウジアラビアやドバイ、香港など海外主要レースとの兼ね合いの影響でメンバーが分散。今年はGⅠホース5頭とそれなりに面目は保つメンバーとも考えられますが、ドバイへ行ったドウデュース、スターズオンアース、リバティアイランド、ジャスティンパレスなどがもし出走していたらと考えると寂しい感じは否めません。そんな大阪杯、やはり一番の注目は昨年の皐月賞馬とダービー馬の対決でしょうか。ただ内回り2000mが舞台、更にBコース替わりでそれなりに先行力・機動力がある馬なら人気に関わらず食い込む可能性は十分ありそうです。




◎7ハーパー

○3タスティエーラ

▲11べラジオオペラ

△6ジオグリフ、9ステラヴェローチェ、8プラダリア、2ローシャムパーク、10ソールオリエンス




7ハーパーは昨年の牝馬三冠競走+エリザベス女王杯で善戦。牡馬相手の中、悲願のGⅠ制覇を狙う。クイーンカップを制して挑んだ牝馬三冠では4、2、3着といずれもリバティアイランドの前に善戦止まり。2走前のエリザベス女王杯はこちらも同世代のブレイディヴェーグに敗れたが、前が崩れる中を好位から渋とく脚を使い3着と上々の内容。前走の有馬記念は理想的な位置に付けたが、特殊な舞台設定にも戸惑ってか勝負どころから動いて行けず9着。スタートは安定しているし、差す形でも競馬は出来るが本来は先行して持久力を活かす方が持ち味を発揮する馬。オークスで2着はあるが、これは全馬が初距離でのレースであまり参考にならず、秋華賞やエリザベス女王杯の走りからは2000mくらいが最も合う距離だろう。ここは先行力・機動力が活きそうな舞台で、積極的に自分から動いて行く形を取れればチャンスはある。

3タスティエーラは昨年の日本ダービー馬。皐月賞は展開は勝ち馬に向いたが位置取りを考えれば強い2着。続くダービーでは好位から直線追われて渋とく粘り、迫るソールオリエンスにリベンジを果たす形で優勝。菊花賞は勝ち馬の鞍上に上手く乗られた結果だが道中はきっちり折り合い、4コーナーでは窮屈になりながらも馬場の真ん中から差し脚を伸ばし2着と、休み明けながら改めて力を見せた。前走の有馬記念は6着だが、プラス体重自体はそこまで影響した感じは無く、直線の不利が無ければ勝つまでは行かないまでも、もう少し前には来れただろう。これまでのレースを見ていると、どちらかと言えば器用に立ち回って先行し、渋とく走るタイプと思うし、その意味では阪神内回りの2000mは悪くない条件。ロス無くレースを進められる枠順が当たったし、後は勝負どころから直線にかけてしっかり前を捌いてくれれば。

11べラジオオペラは重賞2勝、昨年の日本ダービーではタイム差無しの4着と世代上位の1頭。昨年のダービーでは1枠を上手く活かして上がり最速の脚で接戦に持ち込んで4着。休み明け、夏を越えてのチャレンジカップはプラス20キロでも実質はほとんど成長分で、レースでは先団を見る位置から直線半ばから渋とく脚を使って優勝。前走の京都記念は結果的に勝ち馬とはコース取りの差が出たレースで、荒れた内からで良い伸びを見せて2着。前走内容からも4歳になって身が入ってしっかり成長している印象で、早くからここを目標に今季3走目で状態はピークに近いだろう。本来もう少し内目の枠が良かったが、この枠なら上手く馬群に入れて脚を溜めれると思う。チャレンジカップ優勝と同じ阪神2000mなら同期のクラシックホースにも引けは取らない。




馬券は7ハーパー中心の馬単、三連複で買いたいですね。