日本時間30日(土)に迫った2024ドバイワールドカップデー。



いよいよ兵庫県競馬初の海外遠征となるイグナイター号がドバイ国際競走の第6レース・ドバイゴールデンシャヒーン(G I・ダート1200m)に挑みます。





地方所属馬のドバイ国際競走への参戦は05年ドバイワールドカップに出走したアジュディミツオー(船橋)以来19年振り。



園田から栗東へ移動し他のドバイ遠征を控えた栗東所属馬と共に関西国際空港へ、成田空港を経由して先週22日金曜日にドバイ国際空港へ到着。





24日には初のメイダン競馬場の馬場へ。



こうしてドバイ・メイダン競馬場を駆けるイグナイターを見ると本当に感慨深いです。



27日の追い切りには昨年のJBCスプリントでイグナイターを勝利に導いた大井の笹川翼騎手が騎乗しメイダン競馬場のダートコースを単走、少し気合いを入れる意味か促し加減で追い切られ良い動きを見せました。



非常に順調そうで何よりですが、後はこのまま無事にレースを迎えて欲しいところです。





ドバイゴールデンシャヒーンの確定した枠順です。



頭数は14頭、UAE5頭、アメリカ5頭、日本4頭。

イグナイターはゲート番1、馬番は6。

ゲートはフェブラリーステークスと同じで、この枠ならホプキンズ、ドンフランキーなど逃げる馬を先に行かせ、インで脚を溜めて抜け出す競馬でしょう。


前走のフェブラリーステークスは先行勢総崩れの中を先行、直線では内から抜け出して先頭に立つ勝ちに行く競馬、着順こそ見栄えはしませんがペースを考えれば悪くない内容でした。

ベストは1400mですが、1200mでもJBCスプリントで楽に好位に付けましたし、非常に前進気勢が強い馬なので、ここでもしっかり先団に付けてくれるでしょう。



ドバイゴールデンシャヒーンの有力馬としてはやはりダートスプリントのカテゴリーだけにアメリカ勢が強く、昨年の優勝馬で連覇が懸かるシベリウス(アメリカ)、昨年のドバイ帰国後は少し状態が落ちていたのか案外な結果が続いていましたが、GⅢミスタープロスペクターステークス、Lペリカンステークスを共に連覇・連勝、目標であるドバイへ向けて状態を上げて来た印象。


他では同じ日本馬リメイクはドバイ、韓国、サウジアラビアと海外経験が豊富で、前走のGⅢリヤドダートスプリントは直線できっちり前を捕え着差以上の完勝、ここは予定通りのサウジアラビア→ドバイへの転戦で状態面に不安は無いでしょう。

昨年のJBCスプリントではイグナイターの2着に敗れていますし、この2頭の再戦も楽しみです。


ナカトミ(アメリカ)は昨年のBCスプリントで外に持ち出すまでのロスがありながらも3着と強い競馬。前走のLペリカンステークスでも窮屈な場所から追い上げて3着と、非常にラストまでバテず脚を使って来る馬。



後は昨年の同レースで厳しい流れの中4着に粘ったホプキンズ(アメリカ)、前崩れの展開になった時に差し脚を伸ばして来そうなボールドジャーニー(アメリカ)辺りに注目です。



シベリウス、リメイク、ナカトミの3頭が並んだ感じの人気になりそうで、イグナイターは人気では6〜7番人気くらいかな。

まあ、各ブックメーカーのオッズ的には非常に混戦模様で、人気薄と見られている馬も食い込む可能性は十分。


もちろんイグナイターもチャンスは十分ありそうです。




ドバイゴールデンシャヒーンの発走は日本時間30日(土)23:25です。