3月28日(木) 2024ネクストスター中日本(重賞) 北陸・東海交流 3歳別定 1着賞金1200万円 名古屋1500m 発走20:10




重賞級認定競走ネクストスターは北日本、東日本、中日本、西日本と4つの地区で構成されている兵庫チャンピオンシップへ向けた前哨戦。ダート競馬新改革により、ネクストスターは兵庫チャンピオンシップの明確な前哨戦ではありますが、非常に高額な賞金から、次が云々よりここが勝負の馬も出て来そうで、短距離が得意な地方所属3歳馬にとって大きな目標になります。そんな重要なネクストスター、今回の中日本は金沢から4戦無敗馬が参戦、東海地区もかなりのメンバーが揃った印象。非常に白熱したレースになりそうですが、やはりここで強い競馬を見せて兵庫チャンピオンシップでも可能性を抱かせる馬の登場を期待したいですね。




◎7スティールアクター(名古屋)

○9フークピグマリオン(名古屋)

▲8ミトノウォリアー(名古屋)

△10ダヴァンティ(金沢)、2ニジイロハービー(名古屋)、3ワラシベチョウジャ(笠松)、1クリスタライズ(笠松)




7スティールアクターはスプリングカップ、ジュニアグローリーに続く重賞3連勝を狙う。好メンバーが揃った2走前のスプリングカップでは好スタートから楽に好位へ付けると3コーナーでは抜群の手応えで先頭、直線は園田ジュニアカップを優勝したマルカイグアスに3馬身差を付けて完勝。前走のジュニアグローリーはスタートから抑え切れない手応えで好位外目を追走、3〜4コーナーでは早くも先頭に立ち、直線は終始持ったまま馬なりで4馬身差の楽勝。馬体も徐々に増えて成長が感じられ、近2走の走りからも春になって丁度充実期に入って来た印象。1700mでも強い競馬をしていたが、前走1400mを使った事により、ここもいつも通り楽に好位へ、ハナを叩きそうなダヴァンティの2番手辺りに付けられるだろう。高い持久力から上手くタイミングが合う形で仕掛けて行ければ直線で後続を振り切る可能性は十分。

9フークピグマリオンは昨年11月のゴールドウィング賞の優勝馬。2走前の新春ペガサスカップは道中から促しながら追走、3コーナーからまくる形で追い上げ、実力馬ミトノユニヴァースの0秒2差2着に入った。前走のスプリングカップは外目の好位に付け、勝負どころからスティールアクターに放されたが、早めから仕掛けられラストまで渋とく脚を使って3着。父ラニに似て、追って持続する脚を使うタイプなので正直もう少し長い距離の方が良いが、1500mでも(1・1・0・1)とそれなりに結果を出しており、そこは鞍上も仕掛けどころを考えて乗るだろう。出来れば前がやり合って欲しいが、あくまで自身が勝負どころで加速を付けて行けるかどうか。展開は重要だがラストは確実なのでここも放されず上手く追走出来れば自分の力は出して来そう。

8ミトノウォリアーは昨年の兵庫ジュニアグランプリで5着と健闘。今年は元旦の弥富記念を1枠からハナを切って4馬身差の完勝。2走前、初の笠松に遠征したゴールドジュニアは早め先頭からゴール前でクリスタライズに詰め寄られも押し切って重賞初制覇。前走の中京ペガスターカップも3〜4コーナーから早めに先頭に立ち、追って来たソーラレイを抑えて優勝。近走は1600m、1700mで優勝しているが、1400m〜1500m付近の方が適性は高そうで、この距離短縮はプラスに働きそう。昨年の兵庫ジュニアグランプリで負かした相手もそれなりの実力馬達で、正直抜けた強さまでは感じないが総合力で見れば最上位にはなる。位置取りに注文は付かず逃げ・差し自在に立ち回れる馬で、スムーズに走れそうな枠からここでも上位争いか。




馬券は7スティールアクター中心の三連単、三連複で買いたいですね。