3月28日(木) 2024ネクストスター西日本(重賞) 近畿・四国・九州交流 3歳定量 1着賞金1200万円 園田1400m 発走16:15





ダート競馬新改革により創設された重賞競走で、3歳ダート短距離の頂点に位置付けられたJpnⅡ兵庫チャンピオンシップ、そこへ向けた西日本地区所属馬による前哨戦。ネクストスター競走は北日本、東日本、中日本、西日本の4地区で構成されており、14日の東日本は船橋のギガースが優勝しました。今回行われるネクストスター西日本は園田、高知、佐賀と3会場での持ち回りで実施予定ですが、第1回目となる今年は本番と同じ舞台設定の園田1400m。高知・佐賀から非常に強力メンバーが遠征して来ましたが、先月の兵庫ユースカップの内容から今回も非常に厳しい戦いが予想される地元勢。ここは記念すべき園田での第1回だけに強敵相手でも意地を見せて欲しいところです。




◎10リケアサブル(高知)

○5トゥールリー(佐賀)

▲9ホーリーバローズ(高知)、

△6ワンウォリアー(高知)、4ウオタカ(高知)、2クラウドノイズ(兵庫)、7アグロドルチェ(高知)




10リケアサブルは高知からの遠征馬で、前走姫路競馬場の兵庫ユースカップを制し重賞制覇。道営でのデビュー戦を優勝し高知へ転入、初戦優勝以降は中々勝ち切れない競馬が続いていたが、当地のトップクラスを形成する1頭であるプリフロオールインの連続2着と確かな力を見せて来た。前走の兵庫ユースカップは少頭数で外目の枠順もあり道中スムーズに追走は出来たが、勝負どころから積極的に動いて早め先頭から2着のワンウォリアーに差を詰められる事なく押し切る強い競馬で優勝。そこまで馬格がある馬ではなく続けての遠征競馬に一抹の不安はあるが、高知勢5頭の中では総合力は一番と思われ、最低でも前走くらいの体重でレースを向かえたいところ。この枠順ならいつでも動いて行ける好位外目をスムーズに追走出来そうで、鞍上の手綱捌きにも期待。

5トゥールリーは佐賀からの遠征馬で当地で重賞3勝の実績。2歳時は九州ジュニアチャンピオンを優勝し重賞初制覇、昨年11月から今年2月にかけて重賞2勝を含む6連勝。前走は初の古馬相手のレース、好スタートから抑え切れないくらいの手応えで道中を進めたが、終始内外から古馬の圧力もあってか6着に敗退。1750mでも重賞を勝っているが、前半の行きっ振りを見ると短距離の方が合うタイプに見え、前走からの距離短縮は良いだろう。位置取りはある程度融通が効くが、やはりハナがベストで、他にも速そうな馬はいるが、とにかく揉まれずスムーズな競馬なら好位でも問題無い。古馬相手の前走結果は良い経験と捉えるべきレースで、同世代同士なら能力的に巻き返しは十分に期待出来る。小回り向きの先行力は魅力で、後は当日テンションが上がらず極端な輸送減りが無ければ。

9ホーリーバローズは層が厚い高知3歳世代で新たに頭角を現して来た1頭。2走前のJRA未勝利馬との交流戦では内の枠順もあってハナへ、勝負どころから並び掛けて来た馬は居たが、逆に直線は後続を引き放し完勝。前走の土佐春花賞もスタートからハナへ立ち、3〜4コーナーでは付いて来た2頭を一旦は放すも、追われて伸び脚を発揮したシンメデージーにインから差され2着に敗れた。前走は悔しい敗戦だったが、勝ち馬はプリフロオールインと高知3歳トップを形成する1角の存在で仕方なく、3着以下には全く差を詰められなかった事から十分にこの馬の能力は見せた。今回は初の遠征で輸送がカギになるが、前走が過去最低馬体重だっただけに理想は460キロ台でレースを向かえたいところ。持ち味のスピードが活きる1400mはベストで、近2走は逃げてはいるがこれまでのレースから無理にハナに立たなくても力は出せる。




馬券は10リケアサブル中心の三連単、三連複で買いたいですね。