3月27日(水) 2024桜花賞(重賞) 3歳牝馬定量 地方全国交流 1着賞金2000万円 浦和1500m 発走17:45




毎年JRAの桜花賞との区別を取る為、浦和・桜花賞と書くか非常に悩むレースではありますが、こちらも権威ある南関東牝馬クラシック競走という事で公式通り「桜花賞」の表記にしました(笑)。まあ、前置きはおいて、桜花賞は昨年から1500mに距離を短縮され、これによりスタートしてからの枠順の有利・不利の緩和、出走可能頭数も1頭増え、12頭立てとなりました。今年の南関3歳牝馬戦線ですが、昨年の2歳女王ローリエフレイバーは不在で全体的には混戦模様。東京2歳優駿牝馬2着のミスカッレーラが人気を集めそうですが、前哨戦上位勢も展開ひとつで着順が入れ替わりそうな感じですし、前走人気で敗れた馬は特に見直したいところです。




◎4プリンセスアリー(浦和)

○6モノノフブラック(浦和)

▲11ミスカッレーラ(船橋)

△5シトラルテミニ(大井)、2ミチノアンジュ(大井)、7ファーマティアーズ(大井)




4プリンセスアリーは期待されたユングフラウ賞は4着、本番で巻き返しを図る。前走のユングフラウ賞はスタート後に外から寄られ位置取りが後ろになり、道中もインコースで動きにくい形になってしまい4着。敗れはしたが先頭〜3番手でそのまま決着した厳しい流れを後方から差し脚を伸ばしたレース内容は負けて強しの競馬。元々スタートは速い方で、本来の先行する形なら即巻き返し可能だろう。地元浦和は走り慣れた得意なコースで、同舞台の昨年12月の浦和ジュニアチャンピオンでは牡馬のライゾマティクスの2着と、牝馬同士なら当然期待は高くなる。乗り替わりになる鞍上の手腕にも期待。

6モノノフブラックは北海道在籍時にダートグレードのエーデルワイス賞で3着の実績。昨年末の東京2歳優駿牝馬は転入初戦で初のマイル、枠順も恵まれたとは言えない状況で11着。前走のユングフラウ賞は外からジワっと好位へ、勝負どころから早めに仕掛けられ、前とは中々差は詰まらなかったが渋とく脚を使って3着。前残りの展開面は向いたが、馬体も増え転入2戦目で変わり身を見せた。今回は距離が伸びるが、前走のラストの走りから極端に下がった様子も無く、むしろゴール前ではやや伸びていた印象もあり、この1500mは問題無くこなしてくれるだろう。転入3戦目で更に上積みが見込め、今後の二冠を考えても東京プリンセス賞、関東オークスと言うより距離的にはここが勝負か。

11ミスカッレーラは昨年末の東京2歳優駿牝馬の2着馬。デビューから安定した先行力で重賞を含む3連勝、前走の東京2歳優駿牝馬は1番人気に支持され、結果的に位置取りの差はあったがローリエフレイバーが強かった印象で、スムーズに先行し3〜4コーナーから勝ち馬に並び掛けて負かしに行く競馬で2着と自身の力は見せた。今回は初の浦和コースになるが、コーナーが急な川崎のローレル賞でも先行し、早め先頭から押し切っているように気にならず、持ち味の先行力を活かす意味ではむしろ合うと思わせる。久々で休み明けの一戦だが、追い切りの時計自体は悪くなく、十分に使える態勢にはあるだろう。仮に次の東京プリンセス賞を見据えた仕上げであったとしても、ローリエフレイバー不在などメンバー的には恵まれた印象で、力的にあっさりがあっても不思議ではない。




馬券は4プリンセスアリー中心の馬単、三連複で買いたいですね。